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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百九十九話 植物園に行ってその一

                第二百九十九話  植物園に行って
 僕は香織さんと待ち合わせた、そうして。
 香織さん外出の時の服で来てくれた彼女にこう声をかけた。
「じゃあまずはね」
「植物園よね」
「あそこに行こうね」
 八条学園の中にあるそこにだ。
「あそこ今はクリスマス仕様でね」
「それでよね」
「凄く奇麗だからね」
 それでだ。
「まずはね」
「あそこに行くのね」
「それから博物館にも行って」
 学園の中にあるそこにだ。
「それにね」
「それでなのね」
「そう、そしてね」
 それでというのだ。
「イルミネーションも見て」
「神戸名物の」
「それでね」
 そのうえでだ。
「商店街に行って」
「ディナーね」
「あとツリーも観ようね」
「クリスマスだから」
「そう、それでね」
 僕はさらに話した。
「一日楽しもうね」
「それじゃあね」
「そうしようね、じゃあこれから」
「まずは植物園ね」
「そこに行こうね」
「学園の中にあるから」
 香織さんも言ってきた。
「それであそこは行ったことあるし」
「知ってる場所だね」
「結構ね、けれどクリスマスだから」
「赤と緑で飾られていてね」
 クリスマスの配色だ、赤がサンタクロースで緑がクリスマスツリーだ。この二色の配色がクリスマスだ。
「それでね」
「他の飾りもよね」
「奇麗だから」
 それでというのだ。
「行こうね」
「それじゃあ」
「今からね」
 こう言ってそうしてだった。
 僕達はまずは植物園に向かった、植物園の中に入るとそこは赤と緑それにだ。
 白もあって飾りもついていた、もう植物園全体がクリスマスツリーみたいだった。その中でモミの木は。
 特にそうで僕はこう言った。
「クリスマスにここに来たのはじめてだけれど」
「いいわね」
「そうだね、そういえばね」
「そういえば?」
「クリスマスツリーって一説には」
 香織さんにこの話をした。
「北欧神話のユグドラシルらしいよ」
「ああ、あの大きな木ね」
「うん、世界の中心にあってね」
「世界そのものね」
「そうした木だね」
「そのユグドラシルがなのね」
「クリスマスツリーだってね」
 その様にだ。
「言われてるんだよ」
「そうなの」
「あくまで一説だよ」
「クリスマスはキリスト教だけれど」
「キリスト教って起源は中近東だから」
 聖書の話も舞台はこの地だ。 
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