夢幻水滸伝
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第百七十四話 中国の者達その十二
「やっぱりな」
「そうですか」
「ちなみに関東では支那そばっていうた」
「チャイナですか」
「夏目漱石さんもそう呼んで食べてたらしい」
日本の文豪であるこの人物もというのだ。
「つまり漱石さんの頃にな」
「入ってきてたんですね」
「それでラーメンの原型が出来て」
そしてというのだ。
「今に至るんや」
「日本の料理になったんですね」
「そういうことや」
「そうなるんやね」
綾乃も言ってきた。
「ラーメンの歴史もおもろいね」
「そやな」
「うちも大好きやで」
「そして食べてものがですか」
緑麗は綾乃の身体のある部分を見つつ話した。
「そこにいきますか」
「そこって何処なん?」
「胸です」
見ているのはそこだった。
「そこになんですね」
「胸は関係ないんちゃう?」
「その胸は最早戦略兵器です」
緑麗はこうまで言った、それも真顔で。
「バインバインやないですか」
「バインバインって」
「ほんまそんな感じですから」
そこまでの大きさだというのだ。
「実際は九十以上あるんちゃいます?」
「ないで」
「いや、ありますで」
「そやろか」
「今度測ったらええかと」
「どうやろか」
「ほんまに九十以上あっても不思議やないで」
シェリルも言ってきた。
「というか多分棟梁さんの胸は統一された勢力の星の子で一番や」
「そやろか」
「ほなそのこともこれから見ていこか」
シェリルはクールな声で述べた。
「実際に」
「その必要はないと思うけど」
「今出来たから」
その必要がというのだ。
「実際に」
「そやろか」
「そや、ほな次はアメリカ組やな」
「そっちに行って」
「それで皆と会おうか」
「次は何処やって思ってたけどな」
中里はシェリルのその言葉を聞いて述べた。
「そう言うんやとな」
「決まりやね」
「ああ、アメリカ組のとこ行こか」
実際にというのだ。
「そうしよか」
「ほなな」
「ううん、そう言うなら」
その綾乃も述べた。
「ほな次は」
「アメリカ組のとこにな」
「行こうか」
「そうしよな」
シェリルは綾乃にも述べた。
「これから」
「そうしよな」
「さて、ラーメンの匂いと味に未練はあるけどな」
中里は特に醤油ラーメンの味に惹かれつつ述べた。
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