八条学園騒動記
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第五百八十九話 シェークスピア劇の本来の姿その五
「破滅するとしかね」
「想えないからな」
「それで逮捕されても終わりだしね」
「人生がな」
「お金もかかるし」
「マフィアの財源でもあるしな」
「だったらね」
それならというのだ。
「もうね」
「やらないことだ」
「それが一番だね」
「それでやるのはな」
「馬鹿も馬鹿だ」
タムタムは強い声で言った。
「自殺と一緒だ」
「もうその域だね」
「早死にするのにな」
「する方がおかしいね」
「身体ボロボロにしたいか」
「そんなに気持ちいいのかな」
「知るものか、というか知りたくもない」
麻薬の快感なぞというのだ。
「身体ボロボロになってまでしたいか」
「というかお酒飲んだらね」
「それで充分だな」
「そうだよね」
「一週間寝ないでいいとかな」
そうしたことはというのだ。
「求めるものじゃない」
「そうだね」
「幾ら忙しても一週間寝ないとな」
「そんな話ないよね」
「むしろそんな状況の方がおかしい」
一週間寝ない様なというのだ。
「その方がな」
「どんな状況かな」
「あれだろ、犯罪そのものの職場でだ」
「人をこき使っているんだ」
「強制労働させてな」
「そんなところだね」
「逆にそんなところじゃないとな」
それこそというのだ。
「一週間寝ないとかな」
「そんな馬鹿な状況ないね」
「そう思うしな、幾ら忙してもな」
それでもというのだ。
「二時間か三時間は寝ないとな」
「最低でもだね」
「出来れば六時間以上はな」
それだけはというのだ。
「寝ないとな」
「身体がもたないね」
「ああ、八時間寝るともうな」
それこそというのだ。
「問題ないな」
「そうだよね」
「だから疲れたらな」
「寝ることが一番だね」
「少しでもな、漫画家さんも寝ないとな」
「よくないね」
「三日三晩徹夜しないで描くとかな」
そうしたことはというと。
「もうな」
「早死にコースだね」
「疲れが溜まってな」
そうしてというのだ。
「それでな」
「死ぬね」
「早死にする」
まさにというのだ。
「それこそな」
「そうだね」
「ただな」
「ただ?」
「連合は死刑囚をずっと寝ないで処刑することもあるが」
連合の処刑の方法の一つである。
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