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八条学園騒動記

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第五百八十八話 カツカレーといえどもその五

「ビーフカツはね」
「セーラはヒンズー教徒だからね」
「牛肉は駄目よね」
「そう、絶対にね」
「そうだったわね」
 ジュディのその言葉に頷いて述べた。
「あの娘は」
「だからカツカレーのカツはね」
「ビーフカツじゃないのね」
「そうなの」
 そこはとだ、ジュディはさらに話した。連合のカツカレーはビーフカツのものも結構あるのだ。そしてチキンカツのものも。
「最近は豚カツに凝ってるそうだから」
「豚カツのカツカレーね」
「それを食べに行ってるのよ」
「そうなのね」
「それでそのカツカレーを食べに行っていて」
「今はお店にいないのね」
「そうなの」
 実際にというのだ。
「あの娘はだね、ラメダスさんとベッキーさんもね」
「お供してなのね」
「おられないから」
 セーラの従者でありいつも一緒にいる二人もというのだ。
「そうなのよ」
「そういうことね」
「カツカレーか」
 タムタムはそのカレーのことを聞いてこう言った。 
「俺も好きだな」
「タムタムもなの」
「ああ、ボリュームがあるからな」
 ジュディに対して話した。
「味も好きだがな」
「カツとカレールーとご飯の組み合わせが」
「それに加えてな」 
 さらにというのだ。
「ボリュームもあってな」
「好きなのね」
「そこに牛乳もあれば」
「完璧ってことね」
「俺はカレーには牛乳派だが」
「カツカレーもなのね」
「そうだ、だからな」
 それでというのだ。
「カツカレーにな」
「牛乳もあれば」
 その時はというのだ。
「完璧だ」
「そうなのね」
「うん、カレーに牛乳っていいよね」
 ジョンも言ってきた。
「本当に」
「そうだな」
「カレールーの辛さと牛乳のまろやかさがマッチして」
「最高だな」
「そうだね、コーヒーや紅茶もいいけれど」
「牛乳が特にいいな」
「いや、僕は基本コーヒーなんだ」
 ジョンはタムタムにこう返した。
「タムタムには悪いけれどね」
「カレーにはか」
「カレーを食べた後で」
 その後でというのだ。
「コーヒーを飲むのがね」
「好きか」
「そうなんだ、これも合うよね」
「ああ、そちらもな」
 実際にとだ、タムタムはジョンに答えた。
「悪くないな」
「それでね」
「お前はコーヒー派か」
「あとカレーと牛乳の組み合わせって」 
 ジョンはさらに言った。
「眠くなるよね」
「カレールーの中に眠くさせるものがあるしな」
「牛乳もね」
 こちらもというのだ。 
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