八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百八十八話 飲みに行ってその八
「そうしてくれますか」
「デザートはそちらですね」
「はい、それでお酒も」
「赤ワインですね」
「それを一本、甘いものを」
赤ワインの中でもだ。
「お願い出来ますか」
「甘いお菓子だからですね」
「もうです」
それこそだ、僕の好みではだ。
「甘いので」
「では」
「それでお願いします」
ここで焼きそばも白ワインも終わった、それでだった。
今度はそのアイスクリーム盛り合わせが来た、バニラにチョコレート、ストロベリーにレモン、ブルーベリーのアイスが丸く置かれていて。
生クリームやチョコレートといったトッピングがある、大きなお皿の上にそれが華やかにあってワインも来た。
そうして僕は飲みながらアイスを味わうとだった。
「いいですね」
「最後は甘いものですね」
「僕はそうなんです」
〆はだ。
「お茶漬けっていう人は」
「そこは人それぞれですね」
「そうですよね」
「昔はお茶漬けという人がです」
「主流でしたね」
「飲んだ最後は」
「お茶漬けも美味しいですよね」
飲んだ最後はだ。
「そうですよね」
「はい、ですが最近は」
「デザートの人も多いですね」
「沢山飲んで召し上がられて」
それでというのだ。
「最後に甘いものという方も」
「それあれですよね」
僕はお店の人に言った。
「日本酒だとないですよね」
「日本酒は甘いものには合わないですから」
「だからですよね」
「昔はです」
「〆はお茶漬けですね」
「そちらが主流でした」
「あとラーメンとかですね」
うどんでもいい、これは。
「麺類でという人も」
「多かったです」
「麺類はもう」
僕にとってはだ。
「〆じゃなくてです」
「肴ですか」
「はい」
だからさっき焼きそばを食べつつ白ワインを飲んだ、ラーメンでもおうどんでもそうだしパスタでもだ。
「本当に」
「そこはそれぞれですね」
「そうですよね、それで甘いものは」
「洋酒を飲んでいますと」
「最後はそれになりますね」
「ワインがまさにそうですね」
「そうなんですよね」
本当にワインを飲んでいるとだ。
「甘いものにも合うので」
「最後は、ですね」
「デザートですね」
そうした気持ちになる。
「実際に」
「ビールだとそうでもないですが」
「ワインとかですと」
後ウイスキーやブランデーでもだ。
「そうなりますね」
「はい、ですからこちらでもです」
「デザート置いてるんですね」
「そうしています」
「そういうことですね、実際にです」
アイスを食べてワインを飲む、するとだ。
ページ上へ戻る