夢幻水滸伝
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第百五十五話 最後の一手その二
「そやからな」
「勝ってくれるか」
「しかしな」
「それでもか」
「万が一、億が一に備えしかもあらゆる事態を想定する」
「それが軍師の仕事やな」
「だからや」
この場合はというのだ。
「まさかの事態も考えてな」
「その時はやな」
「僕か中里か。二人がな」
「行くな」
「そして勝つ」
そうするというのだ。
「是非な」
「そうするんやな」
「ああ、それで今はな」
「軍勢同士の戦でやな」
「采配を振るってな」
そうしてというのだ。
「僕自身戦うで」
「このままやな」
「敵は多いが」
それでもというのだ。
「戦ってくで」
「ほなな」
「このまま敵軍を攻めていき」
「壊滅させるな」
「そうする、僕等三人が戦場に戻った」
それならというのだ。
「軍勢同士の戦には勝てる」
「そうなるな」
「そや、だからや」
「それでやな」
「ここは勝つで」
「そういうことやな」
「それでな」
ここでさらに言う芥川だった。
「敵の将兵もな」
「ああ、装備は劣るけどな」
それでもとだ、狐も言った。
「将兵は頑張ってるな」
「士気も中々落ちんな」
「見事なもんや」
「味方になった時が楽しみやな」
「ほんまにな、統一した時は」
芥川が既にそれからのことを考えている、戦に勝ってそれで終わりであるとは決して考えていないのだ。
だからだ、こう言うのだった。
「最新技術でな」
「同盟軍やった将兵も装備させるな」
「その装備の訓練もさせてな」
その様にしてというのだ。
「そしてや」
「戦うな」
「そや、そしてや」
そのうえでというのだ。
「最強の軍隊にするで」
「数が多くてしかも装備はええ」
「そうした軍隊にするな」
「数と装備、そして補給」
「その三つが万全やったらか」
「そこに軍律もあれば」
それも備わっていればというのだ。
「ある程度将兵が弱くてもな」
「それでもやな」
「万全や」
まさにというのだ。
「そういうことや」
「それでやな」
「同盟も一連の戦の後はこっちに入る」
「それでやな」
「最強の軍隊を作るで」
「そうするな」
「そしてその軍隊でな」
やはりそこから先も見ている、常に先の先までしかも広い範囲を見ているのは軍師としての務めであると考えているからのことだ。
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