夢幻水滸伝
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第百五十五話 最後の一手その一
第百五十五話 最後の一手
綾乃、中里、芥川の神星の三人が戦場に復帰した日本軍は彼等の的確な采配と桁外れの戦闘力により戦局を完全に自分達のものにしていた、芥川は九尾の狐に乗り空を駆けつつ戦いながら狐に言った。
「綾乃ちゃんは正面、中里は右、僕は左からや」
「攻めてやな」
「そしてや」
そのうえでというのだ。
「同盟軍を殲滅するで」
「そうするな」
「ただな」
「ただ?」
「軍勢同士の戦の勝利はものにした」
それはというのだ。
「もうな、けどな」
「一騎打ちか」
「それがあと二つ残ってる」
このことについても言うのだった。
「幸田と愛ちゃん、日毬ちゃんと玲ちゃんのがな」
「その二つもか」
「どうかや、あの二人なら問題ないと思うが」
幸田と日毬、芥川は二人の一騎打ちの強さから述べた。
「それでもな」
「万が一やな」
「戦は何があるかわからん」
芥川は右手に大通連刀、左手に三光手裏剣を持ちそれ等と術を放ちつつ戦っている。そうしつつ言うのだ。
「そやからな」
「あの二人でもやな」
「負けるこもな」
「有り得るか」
「その時は僕か中里が出て」
「そうしてか」
「一騎打ちに入ってな」
そのうえでというのだ。
「戦う」
「そうするんやな」
「そのつもりや」
「軍勢同士の戦はもうこのまま攻めていってな」
「勝てる、そっちで勝ってや」
「一騎打ちでもか」
「勝って完勝でや」
完全勝利、軍勢同士の戦でも一騎打ちでもといういのだ。
「そしてや」
「同盟との戦を終わらせるか」
「そうする、この世界の戦は総大将を倒すか敵軍を全滅させるか退却させるか降伏させれば勝ちになるが」
「退却はないな」
狐はまずそれはないとした。
「この戦は」
「ガチの決戦やからな」
「そや、それはない」
「ほな全滅させるか降伏させるか」
「どっちやか、もう降伏してる敵兵もかなり出てる」
「そのうえで全滅もやな」
それもというのだ。
「狙ってくで」
「そうするな」
「ああ、例え愛ちゃん達が戻っても」
それでもというのだ。
「もう軍が降伏すればな」
「それでやな」
「勝てる」
まさにというのだ。
「それでや」
「ここはやな」
「僕等は基本敵軍を攻めていく」
「そして一騎打ちの方は」
「今のところはや」
あくまで、そうしたニュアンスを込めて狐に話した。
「二人に任せる」
「幸田さんと松尾さんにやな」
「そうする、二人ならやってくれる」
「確信してるな」
「二人共強い、しかも相性もいい」
それぞれの相手と、というのだ。
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