夢幻水滸伝
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第百四十五話 勝ち取ったものその十
「お酒やないと」
「それも冷えたお抹茶ですにゃ」
「グリーンティーやで」
綾乃は弥生ににこりと笑って話して述べた。
「これが中々ええで」
「そうですにゃ」
「そやねん、それでうちお酒を飲まへん時は」
その時はというのだ。
「お風呂上りはこれやねん」
「冷えたお抹茶ですにゃ」
「ええで、甘くしてあるし」
「なら私も今回飲んでみますにゃ」
「お勧めやで」
「お茶はええですね」
ここでこう言ったのは亜紀だった。
「わたくしもよく飲みますけど」
「そういえば亜紀ちゃん麦茶よく飲むね」
「はい、私は麦茶派ですが」
「お茶はお茶やね」
「左様ですね」
「それで麦茶をやね」
「お風呂上りにも飲んでいます」
「麦茶もええね、実際に」
綾乃は冷えた抹茶即ちグリーンティーだけでなくこちらもいいと述べた。
「それでやね」
「はい、今日もです」
「お風呂から上がったら」
「麦茶を頂きます」
そうするというのだ。
「そのつもりです」
「それと西瓜やね」
「おわかりですか」
「麦茶っていえば」
まさにとだ、綾乃は亜紀に笑顔で応えた。
「やっぱりそれやから」
「だからですか」
「うちもこの組み合わせ好きやし」
それでというのだ。
「わかるわ」
「左様ですか」
「うち西瓜大好きやさかい」
綾乃の好物の一つだ、それで夏になるともっと言えば夏にならなくてもよく食べているのだ。
「それでやねん」
「麦茶にはですか」
「西瓜って決めてるところあるねん」
「そうなのですか」
「これがな」
「よし、ほなここは」
例の四人から瑠璃子が代表して言ってきた。
「お風呂上りは麦茶と西瓜にしましょ」
「ええな、それって」
「ほんまやな、お風呂上がりの麦茶と西瓜ってな」
「最高の贅沢の一つやで」
瑠璃子に続いて由香、雅美、紗枝も言ってきた。
「スナック菓子と炭酸飲料もええけど」
「涼しい感じもええで」
「ほなこれでいこな」
「全く、こうしたお話になると元気になりますね」
喜久子はその四人にどうかという顔で述べた。
「その元気さをお仕事に向けてくれれば」
「やることはやってますけど」
「あきません?」
「最低限のことやってます」
「それやとあきません?」
「最低限のことのみですね」
喜久子は四人にどうかという顔で述べた。
「それは」
「まあ実際お仕事よりも遊びですけど」
「私等の関心は」
「人生楽しく過ごす」
「これがモットーですさかい」
「それで遊びにこそですね」
喜久子は四人にどうかという目を向けつつ述べた。
「貴女達は情熱を向けるのですね」
「はい、こっちの世界でも」
「そうさせてもらってます」
「どれだけ楽に過ごせるか」
「そういうこといつも考えています」
「そうですね、ですが貴女達は人の道は踏み外さないので」
如何に怠け者でいい加減でもとだ、喜久子はこのことはよしとした。
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