八条学園騒動記
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第五百七十五話 考えたいことその九
「すっきりしているよ」
「そうだよな」
「だからね」
「まずはか」
「サウナに入るといいよ」
「お湯よりもか」
「うん」
こう洪童に述べた。
「あれは効くね」
「確かにな」
「じゃあね」
「ああ、まずはサウナか」
「それに入ってお酒抜いてね」
明日の朝はというのだ。
「それですっきりして」
「文化祭初日にあたるか」
「はじまりが大事だね」
「立ち上がりがな」
「終わりよければ全てよしだけれど」
それでもというのだ。
「やっぱりね」
「何ていっても最初がいいとな」
「そのまま楽にいきやすいから」
立ち上がりがよければというのだ、このことはあらゆることについても同じことであることはこの時代も同じだ。
「だからね」
「明日の朝はか」
「飲むよね、絶対に」
「記憶なくなるまでな」
当然とだ、洪童はまた答えた。
「飲むぜ」
「さっき言った通りにね」
「もう徹底的に飲んでな」
「明日の朝は、だね」
「二日酔いになってなるよ」
堂々と笑って言い切った。
「そうしてな」
「明日の朝はだね」
「サウナに入るな」
「それじゃあね、しかし中にお風呂場がある学校でよかったね」
「幾つもな」
「シャワー室だけじゃなくて」
「連合はシャワーも浴びるけれどな」
「お風呂の国だからね」
「どの国もな」
連合の中にあるどの国もだ。
「三百以上の国がな」
「全部そうでね」
「それでだよな」
「もうね」
「どの国もお風呂入る市民が多くて」
「この学園にもあるな」
「そう、幾つもね」
生徒数が多いだけにだ。
「だからこうした時は」
「学校帰りも入られるしな」
「実際に入る人も多いし」
その学校帰りんだ。
「寮にもあるし」
「いいよな」
「お風呂って身体を奇麗にするだけじゃなくて」
マルコは風呂というものについてさらに話した。
「湯舟やサウナで汗かいてね」
「それで身体の中の毒素も出すんだよな」
「そう、そしてね」
マルコはさらに話した。
「肩凝りとか神経痛とか」
「そういうのにもいいよな」
「肩や腰の痛みがあっても」
「そっちにもいいよな」
「まさにいこと尽くめだよ」
入浴、これはというのだ。
「だからな」
「いいんだよな」
「エウロパもあるけれどね」
「あっちも入るんだな」
「昔はシャワーが主流だったらしいけれど」
それがというのだ。
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