八条学園騒動記

　　　　　　　　　　　　　　　　アイスのこと
　七海は三人がケーキを全て食べたところで尋ねた。
「それで味はどう？」
「よかったよ」
　まずはマルティが答えた。
「かなりね」
「そうなのね」
「うん、やっぱりテンボとジャッキーはね」
　まず作った二人のことを話した。
「料理のセンスあるね」
「そうよね」
「それでこの味でと言ったセーラも」
　次にレシピ、食材の量まで定めた彼女のことを話した。
「確かな舌だね」
「流石よね」
「うん、本当にね」
　こう言うのだった。
「よかったよ」
「そうよね」
「合格なんて言わないよ」
　今度はネロが言った。
「最高だよ」
「それは最高の誉め言葉ね」
「そう、まさにね」
「最高って言うだけあって」
　まさにというのだ。
「そうよね」
「本当にね」
「テンボとジャッキーもそうで」
「セーラもね」
　三人共というのだ。
「これはお店大人気だよ」
「それが間違いなしね」
「宣伝さえしっかりしていたらね」
　それならというのだ。
「間違いなくね」
「そうなるわね」
「そうね、私もそう思うわ」
　七海も太鼓判を押した。
「この味は」
「七海もそう言うのね」
「ついつい食べ過ぎて」
　それでというのだ。
「太ることがね」
「心配になるのね」
「それ位よ」
　本当にというのだった。
「これは」
「じゃあそれセーラにも言って」
「あの二人にもね」
「言うわね」
「それじゃあね」
「ええ、それでよね」
「そう、豆乳のお菓子ね」
　まさにとだ、レミは七海だけでなくマルティとネロにも話した。それはまさに本題に入ったという口調だった。
「これからね」
「セーラにお願いするのね」
「メニューに追加してって」
「連合だとでしょ」
「豆乳使ったお菓子食べるわね」
「それも結構ね」　
　ポピュラーにというのだ。
「だからね」
「安定した人気あるわね」
　七海は冷静な顔で述べた。
「そうなるわね」
「ええ、あるとね」
「安定した人気イコール売れ行きだから」
「置いていいと思うし」
「それじゃあね」
「セーラに行ってみましょう」
　メニューと味を決めている彼女にだ、こう話してだった。
　四人はセーラのところに行った、セーラはこの時クラスでラメダスそしてベッキーと共にメニューのことを話していた。そこにだ。
　四人が来た、するとレミが四人を代表してセーラに話した。