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八条学園騒動記

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第五百七十一話 差し入れその十一

「和食も好きになってね」
「それで食べるんだね」
「お刺身とか天婦羅とか枝豆とか卵焼き食べて」
 そしてというのだ。
「それでね」
「お豆腐もだね」
「好きになってね」
 それでというのだ。
「食べるらしいから」
「そうなんだ」
「何かおつまみばかりね」
 日本人の七海はそのメニューを聞いてこう言った。
「セーラの好きなものって」
「あっ、何でもね」
「お酒と一緒にっていうのね」
「食べるの好きらしいわ」
「やっぱりそうね」
「それも日本酒ね」
 レミは酒の話もした。
「それを飲みながらね」
「そういったものを食べるのね」
「それでお豆腐はね」
 それはというと。
「冷奴がね」
「好きなのね」
「そうみたいよ」
「そうなのね、まあね」
「まあねっていうと」
「お豆腐美味しいしね」
「癖がなくてね」
「そうそう、柔らかくてね」
「食べやすいのよね」
「お豆腐ってね」
「そう、じゃあセーラに頼んでみる?」
 豆乳系のお菓子をとだ、レミは三人に話した。そうしてそのうえで三人がケーキを食べるのを見守った。


差し入れ   完


                  2020・5・9 
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