夢幻水滸伝
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第百三十七話 連勝を見てその九
「居酒屋の定番の品あるやろ」
「お刺身に枝豆に冷奴に」
「卵焼きにな」
「そしてこのソーセージですね」
「全部あれや」
まさにというのだ。
「お酒に最高に合う」
「そういうものやからですね」
「どのお店にもあるんや」
それで食べられるというのだ。
「こうしてな」
「そういうものですね」
「そや、実際ソーセージもな」
「お酒にとても合いますね」
「そや、ほんまに酒が進むわ」
ソーセージを食べてもというのだ。
「ええ感じに」
「そうですね、ただ」
ここでビクトリアはこうも言った。
「日本酒もええですが」
「お酒かいな」
「他のお酒もええですね」
こう言うのだった。
「日本の居酒屋は」
「生ビールか」
「今の私達は全員日本酒ですが」
「頭が安芸の日本酒がええって言うたからな」
「それで飲んでますけど」
「確かに日本の居酒屋ではな」
アグノンは今は日本酒を飲みつつ話した。
「日本酒だけやない」
「そうしたお酒も美味しいですね」
「ビールもワインも梅酒も」
「そして焼酎も」
「どれも美味いわ」
「ほんまにそうですね」
ビクトリアも飲みつつ述べた、天狗であるがその顔は比較的白いので今飲んで真っ赤になっているのがよくわかる。
「日本はお酒もええです」
「種類も多くてな」
「それで今もこうして」
「お酒飲んで」
「それでな」
そのうえでというのだ。
「楽しんでるな」
「そうですね」
「まあ今はな」
まさにとだ、欧も言った。
「こうして日本酒を飲んで」
「楽しむことですね」
「甘いものには合わんが」
それでもとだ、欧はガルパンに話した。
「それでもな」
「日本酒も美味しいので」
「楽しもうか、頭も日本酒大好きやし」
「あの人酒豪でもあって」
「日本酒だけやなくてな」
この酒も好きだがというのだ。
「焼酎とかウイスキーも飲まれるやろ」
「そうなんですよね」
「あの人程やないが」
「おいらっち達も今は」
「こうして日本酒を楽しもうな」
「ほな」
「まあ最後甘いもんも食べるが」
デザートとしてだ、欧はこうも考えていた。
それでだ、ソーセージを一本食べてからこんなことを言った。
「問題は何を食べるかやな」
「それはもう決まってますやろ」
ガルパンは欧の考えに笑って答えた。
「抹茶アイスですわ」
「抹茶のか」
「はい、それです」
「そういえば自分はアイス好きだな」
「もうアイスがあれば」
それこそとだ、ガルパンは笑って話した。
「一日一個でも食べられれば」
「幸せか」
「それだけで」
「そうか」
「はい、そこは」
そのことはとだ、ガルパンは笑ってこうも言った。
「インファンテの旦那と一緒ですわ」
「あの海賊とか」
「もうそれこそ」
まさにとだ、ガルパンは笑ったまま言った。
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