八条学園騒動記
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第五百六十七話 喫茶店の服その七
「ブルマもね」
「変わっていったのね」
「時代と共に」
「動きやすい為かわからないけれど小さくなっていって」
そしてというのだ。
「そして遂にね」
「下着位のサイズになったの」
「ああした風に」
「お尻のラインも完全に出てる」
「あんなとんでもないのになったのね」
「そうみたいだよ、それでいやらしいって問題になって」
そうした店で出て来てだ、所謂ブルセラショップというものが出て来てそこからいやらしく思われたのだ。
「半ズボンやスパッツになって」
「ずっとそうなのね」
「千年以上の間」
「そうみたいだよ、あとメイド服は変わってないから」
今回の主題のこの服はというと。
「十九世紀から基本ね」
「イギリスからああなのね」
「執事さんの服もね」
こちらもとだ、ベンはレミに答えた。
「そうなんだ」
「そうそう、男の子は今回執事なのよね」
レミは執事と聞いてこのことを話した。
「服は」
「そうだよ、これも定番だよね」
「メイド喫茶だとね」
「男の人は執事になるんだよね」
「そうよね」
「使用人さんかも知れないけれど」
「執事さんと使用人さんって違うのね」
レミは首を傾げさせつつ言った。
「そうなのね」
「違うよ、使用人さんはメイドさん達と同格で」
「沢山いる人達なのね」
「それで執事さんはそのお家で働く人達をまとめるね」
「偉い人なのね」
「そうなっているんだ」
「そうだったのね」
レミはここまで聞いて納得した。
「どう違うのって思ってたけれどね」
「エウロパじゃ他にも色々細かい違いがあるみたいだけれど」
「連合ではそうなのね」
「うん、八条家でもそうみたいだよ」
自分達がいる学園を経営しているこの家でもというのだ。
「執事さんがお家で働く人達のトップみたいだよ」
「そうなのね」
「何でも昔畑中さんっていう百歳超えても働き続けた傑物もいたらしいけれど」
「百歳は凄いわね」
ウェンディはその話を聞いて思わず言った。
「平均年齢超えてまだだったの」
「しかも二十世紀から二十一世紀にかけての人だったんだ」
「その当時でなのね」
「当時は平均寿命七十代後半位だったと思うけれど」
「その時代で百歳超えてなのね」
「働いていたそうだよ」
「そんな人もいたのね」
思わず唸って言った。
「凄いわね」
「八条家の執事さんにはね、八条家は大きなお家で」
世界屈指の企業グループの経営家だけあってだ。
「執事さんも大勢おられるそうだよ」
「その執事さんもなのね」
「それでトップの執事さんがおられるそうなんだ」
「何か凄い世界ね」
「だって八条家だから」
人類社会屈指の企業グループの経営家だからだというのだ。
「もうそれだけのことはね」
「あるのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
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