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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百七十二話 沖縄の食べものを食べながらその十二

「僕もね」
「観て思ったでしょ」
「美味しくないね」
「何か献立もね」
「質素っていうか」
「美味しくなさそうで」
「お料理自体もね」 
 献立つまりそれぞれのメニューだけでなく一品一品もだ。
「何かね」
「美味しくなさそうよね」
「何でもオックスフォードでも」
 食事は無料だったというが今はどうなのだろうか。そういえばこのこととかイギリスの博物館の
入館が無料であることからイギリスは素晴らしい日本は駄目だという日本の小説かいるけれど果たしてイギリスの実情を知っているのか。はっきり言えば何一つ知らなくてただ日本とにっぽんじんをこきおろしているだけだ。
「食事はね」
「まずいのね」
「らしいからね」
「それイギリスから来た子も言ってるしね」
 うちの学園にいる彼等もだ。
「もうイギリスはね」
「お料理駄目だっていうのはね」
「本当のことで」
「もう味は」
 それこそだ。
「絶望っていう」
「凄いお話ね」
「イングランドもそうで」
 イギリスを構成する国のうちの一国だ、イギリスはこのイングランドとスコットランド、ウェールズそして北アイルランドから構成されている。
「当然ね」
「他の国もね」
「お料理はね」
「そんな風で」
「日本に来て」
 そうしてだ。
「お料理の味に驚いてるわね」
「大抵の人がそうだね」
「そうなのよね」
「ビーフシチューも」
 このお料理についてもだ。
「イギリスではね」
「東郷平八郎さんが食べてね」
「美味しくて」
「それで日本でも食べたいって言ったけれど」
 そのことがだ。
「とうもね」
「それが肉じゃがよね」
「それになったんだよね」
 食材は同じでも調味料が変わってだ。
「物凄いよね」
「よくあそこまで変わるわね」
「うん、それでビーフシチューだけれど」
 僕はこちらの話に戻した。
「どうもイギリスで食べるより」
「日本で食べた方が」
「作ってね」
 それでというのだ。
「その方がね」
「美味しいみたいね」
「イギリスから来た子が言うには」
「先生も言うしね」
「イギリスから来た先生もいるけれど」
 この学園では英語を教えているとは限らない、僕が小学校の時の担任のカーチス先生は中学の授業では数学の先生だと言っていた。
「先生も言うしね」
「イギリスのお料理はね」
 これはだ。 
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