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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百七十一話 元の生活に戻ってその六

「それが正義とか言われていたから」
「筆誅?」
「うん、マスコミとか知識人は常に正しくて」
 昭和の頃の幻想だ、もうこんな幻想誰も信じない。
「それで嘘を書かないし言わない」
「そう思われていて」
「新聞記者がそんなことしても」
 漫画の話でも実際にそうしても不思議じゃないから酷い、日本のマスコミや知識人の質は間違いなく世界最低レベルだ。
「問題になっていなかったんだ」
「酷いことね」
「おかしいって言う人がいても」
 いることにはいてもだ。
「数百万部の大ヒット漫画だよ」
「数百万部だと」
「もうね」
「相手にならないのね」
「蛮行を正しいとその漫画が言えば」
「正しいってなって」
「ずっと広く問題とは思われなかったんだ」
 とんでもないことにだ。
「ネットが出るまでね」
「そういうことだったの」
「けれどもうね」
「今はそのネットがあるから」
「問題点もはっきりわかって」
 多くのサイトや掲示板でしっかり検証されてだ。
「そのことが拡散されて皆知ったから」
「あの漫画も正体がわかって」
「広く批判される様になったんだ」
「おかしな漫画だって」
「実際にタイ米がまずいって言ってアジア再侵略とかおかしいよ」
 そんなこと言う人がいればだ。
「論理の飛躍っていうか」
「電波ね」
 ダオさんがこう言ってきた。
「それって」
「うん、そうなるよ」
「あの漫画は電波漫画なのね」
 ダオさんもその漫画については知っていることがわかった、知っているからこそ『あの』となるからだ。
「そうなのね」
「そうした意見もあるだろうね」
「やっぱり」
「物凄く左のね」
 寄りじゃなくてそのものだ。
「電波がね」
「垂れ流されてるのね」
「レベル的にはね」
 僕が思うにだ。
「箸が転がってもノストラダムスとか三百人委員会とか地球外生命体とか」
「そう騒ぐ人達となの」
「一緒だよ、昔こうした漫画もあったけれど」
 そこから絶対に人類滅亡につながる、こんなこと言う人をリアルで見たら僕は絶対に精神科を呼ぶ。
「その漫画とね」
「レベルは同じで」
「もうわかって読まないとね」
「悪影響受けるのね」
「自分も電波を受けて」
 そうしてだ。
「おかしくなるよ」
「そうした漫画ってことね」
「というかお店のお料理が口に合わないことはあるよ」
 このことは仕方がない。
「化学調味料でもね」
「普通に誰でも使ってるでしょ」
「けれどそれが駄目って人はいるよ」
「人の味はそれぞれね」
「けれどそこでまずいとか駄目だとか言って騒ぐのは」
 この行為はだ。
「今だとその場でね」
「他のお客さんにネットで拡散されて」
「もう大炎上だよ」
「新聞社全体の騒ぎになるわね」
「本当に何とか新聞記者の呆れた取材とかいう動画のタイトルになって」
 そのうえでだ。 
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