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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百六十五話 冬の嵐の前その十五

「冗談抜きで本屋で出てる分はね」
「ええ、電子書籍もあるけれど」
「森林資源の無駄使いだよ」
「木も大事だしね」
「環境のことも言う漫画だけれど」
 もうそれならだ。
「自分達こそがね」
「森林資源の無駄使いだから」
「環境破壊をしてるよ」
「本末転倒ってことね」
「そう思うよ、福島の原発の話も最悪だったけれど」
 風評被害を流してくれた、このことは本当に酷いことだ。
「ハウス栽培についても色々間違ったこと言ってたし」
「ビニールハウスの」
「作った野菜の栄養が少ないとかね」
 それもかなりだ。
「お野菜とか果物ってその土地や季節で中の栄養素変わるのにね」
「そういうのは書かないで」
「自然に育てるのがいいとか言って」
「ハウス栽培はいいものでしょ」
「あれも農業の発展だよ」
 僕はこのことを断言出来た。
「どんな季節でも色々やお野菜や果物を食べられるから」
「そうよね」
「そもそも栄養が少ないとか」
「その土地と季節ね」
「肥料とかお水の関係もあるし」 
 だから簡単な数値ではわからないし間違えるのだ。
「これも凄い風評被害になったから」
「農家の人怒りそうね」
「うちの学校にも農業科あるけれどね」
「見せたら凄いことになりそうね」
「実際に十年位前そのお話を読んだ人がね」
 これは僕が聞いた話だ。
「そのお話収録してる単行本壁にぶん投げたらしいよ」
「怒ってなのね」
「それで怒り狂って」
 実際にそうなったらしい。
「ネットでその間違いを細かいところまで書いたらしいよ」
「本気で怒ったのね」
「うん、あれだけ読んで無駄なのは吉本隆明の本か」
 こんな奴の本は正直本を読もうと手を伸ばすその一秒か二秒でも貴重な時間の無駄だと思う、そこまで吉本隆明の思想なんて読む価値もないものだと思う。もっと言えば聞く価値すらないと思っている。
「ライトノベルだとね」
「どんな作品なの?」
「おかしな女性キャリア官僚が好き勝手やってるシリーズとかね」
 僕はさらに言った。
「ドラゴンに変身する四兄弟のシリーズかな」
「そうした作品もなのね」
「読む価値ないけれどね」
 やはり心から思う。
「こっちも思想がその漫画と同じでキャラもね」
「酷いのね」
「レベル的には一緒だよ」
 尚女性キャリア官僚のシリーズもドラゴン兄弟のシリーズも作者は同じ人だ。
「その漫画の原作者とライトノベルのシリーズの作者は別人でもね」
「思想的にはなのね」
「殆ど同じで」
 もう極左プロ市民のそれだ。
「レベルもね」
「同じなのね」
「うん、どっちも酷いよ」
「そうなのね」
「だからこうした作品は」
「読まない方がいいのね」
「グルメ漫画だと食戟もあるし」 
 この作品にだ。
「サラリーマンのお父さんが料理を作ってくれる漫画もあるし」
「サラリーマンの」
「うん、福岡を舞台にしたね」
「いいわね、私福岡好きだし」
 詩織さんは福岡と聞いて笑顔になった。 
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