夢幻水滸伝
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第百二十八話 大軍出陣その三
「来たらわかってて来た」
「そういうことで」
「それでな」
そのうえでというのだ。
「国家の発展の為にな」
「過酷な労働もですね」
「是非させるんや」
「そうしたところですね」
「僕はな」
モンゴメリは自分の統治の話もした。
「そんなことはな」
「しませんね」
メアリーはモンゴメリと共にカナダを治める者として話した。
「ほんまに」
「太平洋と地下世界の諸勢力もな」
「そうですね」
「まあ枢軸はそうしたところで」
「こっちはですね」
「基本ホワイトや、やっぱり統一したらな」
その時はというと。
「九十五億の人口に広大な領土とな」
「豊かな資源に肥えた土壌」
「そうしたものがあるから」
それでというのだ。
「豊かやし」
「枢軸の様に強引にですね」
「やることもな」
それもというのだ。
「必要ないし」
「余裕もありますね」
「技術力もあるしな」
「枢軸は技術もないですね」
「地下世界が諸勢力で一番技術力が低いやろうが」
それでもというのだ。
「枢軸はな」
「その地下世界よりもですね」
「低いやろな」
「そういえば奈良で見た連中の空船は」
ラザワウスリンは平城京で会議をした時のことを思い出した、最後に枢軸の者達が突然来た時もだ。
「地下世界の船よりも」
「落ちたな」
「はい、それに地下世界は科学や錬金術は落ちても」
そちらではだがというのだ。
「それでも」
「魔術とかの研究はな」
「進んでますし」
「進んでる分野もある」
「そうですけど」
「枢軸はな」
こちらの話にも戻した。
「そうした分野のレベルもな」
「落ちていますね」
「そやからな」
それ故にというのだ。
「あそこは技術の発展にも力を入れてるけどな」
「その発展のさせ方もですね」
「ブラックや、あそこは勢力は大きいけどな」
「何かと至らない」
「覇権を争うには足りんとわかってるから」
彼等の方でというのだ。
「それでや」
「ブラックなのですね」
「そういうことや、それでな」
モンゴメリはさらに話した。
「その枢軸と僕等はやがて戦うやろが」
「それでもですね」
「そや、今はな」
「太平洋と地下世界で」
「戦や、それでな」
ここでまただった、モンゴメリはアイスワインを飲んだ。そうしてそのうえで茹でたソーセージにマスタードを付けて食べた。
そうしてだ、また言った。
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