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八条学園騒動記

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第五百五十四話 美髪の秘密その四

「抜け毛が多いのよ」
「睡眠時間の少なさが髪の毛に出るんですね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「だからなのよ」
「よく寝た方がですか」
「髪の毛にとってもね」
「いいんですね」
「そうなの」
 実際にというのだ。
「これがね」
「それでカトリさんもですか」
「髪の毛が奇麗なら」
 それならというのだ。
「よく寝ることがね」
「影響していますか」
「そうだと思うわ」
「洗い方、拭き方は丁寧にして」
「そしてね」
「よく寝ることですね」
「ちなみに毎日お風呂に入ってね」
 カトリはさらに話した。
「髪の毛もね」
「毎日ですね」
「洗ってるわ、さもないと」
「不潔ですしね」
「それに洗わないと」
 そうしなければというのだ。
「痒くなるでしょ」
「なりますね、凄く」 
 その通りだとだ、ティンはアイスを食べながら答えた。
「我慢出来ない位に」
「そうよね」
「汚いお話ですが」 
 こう前置きしてだ、ティンはカトリに話した。
「フケも出ますし髪の毛も」
「汚れてるからね」
「ですから」
 それでというのだ。
「毎日洗わないと駄目ですね」
「そう、だからね」
「カトリさんもですね」
「毎日洗っているの」
 そうしているというのだ。
「日課の一つよ」
「お風呂自体がそうで」
「そう、髪の毛を洗うこともね」
 即ち洗髪もというのだ。
「そうしているわ」
「毎日洗うとかえって言う人いますね」
「髪の毛が傷むってね」
「それは違いますよね」
「洗い方によるわね」  
 それ次第のことはというのだ。
「本当に」
「そういうことですか」
「そう、だからね」
「洗い方と拭き方と」
「寝ることよ」
「奇麗な髪の毛には」
 ティンはカトリに応えた。
「そういうことですか」
「私が思うにね、ただね」
「ただ?」
「本当に寝ないとね」
 カトリは睡眠についてまた話した、それもかなり真剣なものだった。そしてその顔でこう言うのだった。
「身体自体にもよくないわよ」
「髪の毛だけじゃなくてですね」
「お肌にもね」
「肌荒れの元ともいいますね」
「そう、睡眠不足はね」
「そういうことですね」
「あとバランスのいい食事ね」
 こちらも大事だというのだ。 
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