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八条学園騒動記

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第五百五十四話 美髪の秘密その二

「この味がね」
「いいですね」
「トルコはグルメの国っていうけれど」
「連合でもですね」
「中国や日本と並んでね」
「よく言われますね」
「他のお料理もそうだけれど」
 そのアイスを食べつつの言葉だ。
「トルコアイスもね」
「その中の一つですね」
「ええ、それで」
 カトリはさらに話した。
「私このお店に来たらね」
「トルコアイスをですか」
「絶対に注文してるの」
「そうなんですね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「食べるのは今はバニラだけれど」
 先程ティンと標準だと話したそれだというのだ。
「チョコとかストロベリーとかね」
「そういったのもですか」
「食べる時もあるの」
「そうなんですか」
「その時によってね」
 アイスの種類はというのだ。
「違うの」
「そうなんですね」
「一番よく食べるのはバニラでも」 
 やはりこれが標準だった。
「それでもね」
「そうなんですね」
「他のアイスも食べるわ、トッピングもね」
 こちらもというのだ。
「いれてもらう時あるし」
「そうなんですね」
「バニラの中にチョコレートがあれば」
「あっ、いいですよね」
「余計に美味しいから」
「そうですよね、アイスでもソフトでも」
 ティンもトルコアイスを食べつつ応えた。
「チョコをトッピングしたら」
「余計にね」
「美味しいですね」
「コーンもいいわね」
「そちらも捨て難いですね」
「甘いものの中に香ばしさもあれば」 
 この要素も加わればというのだ。
「余計にね」
「いいですね」
「ええ、だからね」
「トッピングをプラスする場合もありますか」
「トルコアイスにね」
 今二人で食べているそれにもというのだ。
「その時もあるわ」
「そうですか」
「今はそのまま食べてるけれど」
「そのままでもこのアイス美味しいですね」
 ティンは実際に食べながら話した。
「本当に」
「そうよね」
「それでコーヒーの飲んだら」 
 ホットのこれもというのだ。
「余計に」
「いいでしょ」
「コーヒーのほろ苦さもあって」 
 口の中にこの要素も加わってというのだ。
「本当にです」
「美味しいわね」
「この組み合わせは」
「紅茶もいいけれど」
「コーヒーもですね」
「いいのよね」
「そうですよね」
「ええ、ただね」
 ここでカトリはこうも言った。 
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