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八条学園騒動記

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第五百五十一話 ノーダメージクリアその十

「出す技が全部必殺技でその必殺技もね」
「強過ぎるから」
「だからなのね」
「反応も凄くて」
 このこともあってというのだ。
「もうね」
「鬼みたいに強い」
「そうなのね」
「ええ、けれどお姉ちゃんは」 
 ジョーはメグのその運で勝てるというラスボスとのバトルを観つつ言った、そのプレイぶりはというと。
「押しまくってるわね」
「必殺技を出させないで」
「それでね」
「このラスボスは動かさせないの」
 最初からとだ、メグは妹達に話した。
「出て来たら最初にね」
「どうするの?」
「必殺技を浴びせて」
 こちらのそれをというのだ。
「そこからはね」
「必殺技をなの」
「もう一心不乱に打ち込むの」
「そうすればいいのね」
「若し攻めさせたら」
 その時はというと。
「逆にこちらがやられるから」
「だから攻められる前に」
「こっちが攻めてね」
 そしてというのだ。
「相手に余裕を与えない」
「そうしていくの」
「そうしていけばね」
 それでというのだ。
「勝てるの」
「ノーミスで?」
「ええ」
 その通りというのだ。
「勝てるの」
「そうなの」
「そう、だからね」
「お姉ちゃんは今攻め続けているのね」
「そうしてるの」
「これって」
 エイミーは長姉のその攻め方を見て言った。
「ハメよね」
「そうよね」 
 ベスは妹の言葉に頷いた。
「これって」
「要するに」
「そうよ、このゲームは実はね」
 メグはラスボスをただひたすら攻めつつ言った、とにかくその攻め方はあまりにも容赦がなかった。そこまでのハメだった。
「相手に攻めさせずにひたすらね」
「攻めるゲームなのね」
「そうしたらね」
 それでとだ、メグはベスに話した。
「進めるのよ」
「そうしたゲームなのね」
「これは通の人には有名だけれど」
「あっ、何か」
 ジョーは攻略サイトを観つつ姉に応えた。
「サイトにそんなこともね」
「書いてあるわね」
「ええ」 
 こう姉に答えた。
「実際に」
「攻めるより攻めろなの」
「ハメて」
「相手に隙を与えないで」
 そのうえでというのだ。
「やっつけるの」
「そうしていくのね」
「若し攻撃させたら」
 その場合はというと。 
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