八条学園騒動記
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第五百五十一話 ノーダメージクリアその三
「姉妹の中で」
「特にあんたはね」
「そうよね」
「一番自己主張するのはエイミーだけれど」
そのエイミーを見ての言葉だ。
「お姉ちゃんはね」
「あまり、よね」
「自己主張しないから」
それでというのだ。
「宣伝はね」
「あまりしなくて」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「そのことはね」
「どうかってなるのね」
「微妙かしら」
ジョーはエイミーにも話した。
「お姉ちゃんツイッターとかブログやってたかしら」
「ツイッターならしてるわ」
そのメグから返事が来た。
「私も」
「そうなの」
「他はしていないけれど」
「じゃあね」
「ゲーム実況にはなのね」
「ええ、ちゃんとね」
それにはというのだ。
「ツイッターを使って宣伝したら」
「いいのね」
「あとフェイスブックとかブログとか」
「ラインでもなのね」
「そうしたら」
そうしたものを使って宣伝を行えばというのだ。
「かなり違うと思うわ」
「ネットでの宣伝ね」
「やっぱり視聴者数稼ごうと思ったら」
自分の動画のそれをというのだ。
「やっぱりね」
「自分で努力ね」
「それをしないとね」
「駄目なのね」
「努力はゲーマーの人も」
これを生業にしている者もというのだ。
「ただゲームの腕だけじゃなくて」
「宣伝も努力しないと駄目なの」
「さもないと」
それこそというのだ。
「有名になれないし」
「それになのね」
「また言うけれど視聴者数がね」
「増えないのね」
「お気に入りの人もね」
この人達の数もというのだ。
「増えないのよ」
「そうなのね」
「だって毎日どころか」
ジョーはメグに真剣な顔で述べた。
「秒単位でね」
「ゲーム動画が上げられていくのね」
「そうした状況だから」
それ故にというのだ。
「もう自分であらゆる手を使って宣伝しないと」
「観てもらえないのね」
「あげた動画を」
自分がプレイして実況しているそれをというのだ。
「ツイッターやブログで出して、フェイスブックにもね」
「それでラインでもなのね」
「紹介して」
「徹底的にそうしてこそ」
「視聴してもらえるのよ」
「そうなのね」
「そういえば」
ここでベスが言うことはというと。
「白鳥は水の上では優雅だけれど」
「優雅に泳いでいる様に見えるわね」
「けれど」
それがとだ、ベスはジョーに話した。
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