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八条学園騒動記

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第五百五十話 最終ステージ突入その十三

「そんな人がお姉ちゃんとか」
「想像してなかったわね」
「とてもね」 
 ジョーにこう答えた。
「今まで」
「というか」
 ベスも言うことだった。
「メグお姉ちゃんがこうしたゲームしてるとか」
「その時点でね」
「観たことなかったし」
「だから」
 それでというのだ。
「今余計にね」
「驚いてるわね」
「本当にね」
「結構お家でもやってたわよ」
 そのメグがプレイしつつ答えてきた。
「こうしたゲームは」
「えっ、そうだったの?」
「初耳だけれど」
「ちょっと」
 三人同時に長姉に応えた。
「RPGはしてたの観たわ」
「恋愛シュミレーションしてたわよね」
「私アドベンチャーしてるの観たわ」
「色々ゲームしてるけれど」
「それでもね」
「格闘系は」
「三人共気付いてなかったのね、けれどね」
 それでもとだ、メグは妹達に答えた。
「こうしたゲームもね」
「今までなの」
「ちゃんとなのね」
「プレイしてたのね」
「そうよ、じゃあ」
 メグは自分から笑顔で話した。
「これからね」
「最終ステージをクリアする」
「そうするのね」
「いよいよ」
「そうするわ」
 こう言ってだった、実際に。 
 メグは最終ステージも進んでいった、そうしてノーダメージで敵を次から次に倒しつつ進んでいくのだった。


最終ステージ突入   完


                   2019・12・2 
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