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八条学園騒動記

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第五百五十話 最終ステージ突入その十二

「ネットでも話題よ」
「私達も買えるのよね」
「連合の漫画だから」 
 それでとだ、ベスはエイミーに答えて話した。
「だからね」
「じゃあ後でその漫画のタイトル教えて」
「今言っていい?」
「それじゃあ」
 ベスは自分のスマホを出してエイミーに紹介した、そうしたことを話しているとそこでジョーが言ってきた。
「観て、二人共?」
「どうしたの、ジョーお姉ちゃん」
「何かあったの?」
「何かあったも何も」
 それこそとだ、ジョーは二人に真剣な面持ちで話した。
「お姉ちゃん遂に行ったわよ」
「行った?」
「行ったっていうと」
「最終ステージに行ったわよ」 
 ゲームでというのだ。
「そうなったのよ」
「あっ、本当に」
「今行ったわね」
 二人も画面を観てジョーの言葉に頷いた。
「それもノーダメージで」
「最終ステージまでいったわね」
「ここまでノーダメージよ」
 傷一つ負っていないというのだ。
「敵に攻撃させないかしてきても」
「それでもよね」
「かわすから」
「ニュータイプみたいに」
 この言葉はこの時代にも生きている。
「ひょいひょいってね」
「かわしてね」
「ダメージ受けてないから」
「それで最終ステージまで行くなんて」
 それこそとだ、ジョーは唸って言った。
「本当に凄いわね」
「そうよね」
「本当にセンスがあるわね」
「まさにリプレイ」
「そんな感じで進んでるし」
「若しかして」
 ジョーは妹達にこんなことも言った。
「最終ステージもこうして進んで」
「まさかと思うけれど」
「最後の最後の」
「そう、ラスボスもね」
 この敵もというのだ。
「ノーダメージとか」
「有り得るわね」
「この調子だと」
「そうよね」
 まさにとだ、ジョーはまた言った。
「これだと」
「そうなったら」
 ベスもこう言った。
「文字通りのね」
「神ゲーマーよね」
「その域よね」
「まさか」
 エイミーは唸って言った。 
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