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八条学園騒動記

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第五百五十話 最終ステージ突入その十一

「ひょっとしたら」
「いたら凄いわね」
「ナックル自体が凄い変化球だし」
「ナックルカーブはもっとね」
「それがシンカーになったら」
 それこそというのだ。
「魔球よね」
「その域よね」
「もうね」
 そうした変化球があればというのだ。
「完全にね」
「それでその魔球も」
「投げるには」
「センスね、それでね」
「閃きね」
「何かの弾み、神様が下さった」
 ジョーはあくまで人に下る閃きは神の業と考えている、これはベスやエイミーだけでなくメグも同じである。
「それによってね」
「こうしたどうかって」
「そう思ってね」
 それでというのだ。
「投げてみたらね」
「凄いボールで」
「魔球ね」
 それをというのだ。
「投げられる様になるのよ」
「漫画でよくある展開ね」
「魔球漫画ね」
「魔球漫画っていうと」
 ベスがこのジャンルの漫画について話した。
「最近キューバで人気よね」
「あそこスポーツの国だしね」
 エイミーが応えた、この時代でもキューバはスポーツ大国なのだ。
「野球も伝統的に滅茶苦茶強いし」
「漫画も人気で」
 それでというのだ。
「その中でね」
「魔球漫画がなのね」
「今人気で」
 それでというのだ。
「色々な魔球が出て来るのよ」
「とんでもない変化とか消えたりとか」
「分身したりとかね」
「魔球の定番ね」
「それで魔球以外にも」 
 これだけでなく、というのだ。
「バッターの打法とか守備とか走塁でもね」
「技があるの」
「必殺技みたいに」
「ああ、そういう感じで」
「ボールを打ったら打球が消えたり分身したり」
「それで捕れないのね」
「守備もアクロバットな新体操みたいな感じね」
 野球ではないこのスポーツの様にというのだ。
「飛んだり跳ねたりして」
「捕るのね」
「それで返球も」
 これもというのだ。
「技の名前言ってレーザービームみたいな返球なのよ」
「返球もそうなのね」
「もう何から何まで派手で」
「人気があるのね」
「キューバでね」
「そんな魔球漫画あるのね」
「そう、そしてね」
 それでとだ、ベスはエイミーにさらに話した。 
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