八条学園騒動記
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第五百四十九話 無表情で豹変その四
「プレイするとね」
「そこまで出来るの」
「若し何も勉強しなかったら」
そうしてプレイすればというのだ。
「もっとね」
「苦戦していたのね」
「そうなってるわ」
絶対にとだ、メグはジョーに答えた。
「本当に」
「プレイ慣れてる感じだけれど」
「使っているキャラクターのこともよね」
「うん、全部ね」
まさにというのだ。
「必殺技を確実に出して」
「センスがあるっていうのね」
「元々ね」
「センスあるかしら」
メグの今の言葉は疑問形だった。
「私は」
「絶対にあるわよ」
「そうよね」
「誰が見てもね」
ジョーだけでなくベスとエイミーも言ってきた。
「お姉ちゃんセンスあるけれど」
「格闘ゲームもね」
「それもかなり」
「ただ落ち着いて事前に勉強して遊んでるだけよ」
メグが思うにはだ。
「それだけよ」
「いや、そう言うけれど」
「それでもね」
「私達から見ると」
どうしてもというのだ。
「そのプレイ観ていたら」
「今もノーダメージだし」
「アイテムも絶対に取ってるしね」
「だから本当に事前に勉強して」
メグはまた言った。
「マップや敵のことも頭に入れてね」
「使うキャラのこともなのね」
「それも頭に入れてるから」
「だからそこまで出来るの」
「頭に入れば」
そうしてプレイすればというのだ。
「やっぱり違うのよ」
「確かに。攻略本や攻略サイトを観てるとね」
ジョーは右手を自分の顎に当てて考える顔で話した。
「違うわね」
「そうでしょ」
「ええ、すらすら進めるわ」
「特にRPGね」
ジョーはエイミーに笑顔で話した。
「そっちのゲームはね」
「ええ、ダンジョンのまっぷとか」
「出て来るモンスターとかアイテムとか」
「前以てわかるから」
「凄く簡単になるのよね」
ゲームの進行がというのだ。
「本当に」
「アドベンチャーなんか」
ベスはこちらのジャンルのゲームを話に出した。
「もうね」
「ないとね」
攻略本やサイトがというのだ。
「もう無理ってゲームあるわね」
「それだけでね」
「シューティングも」
エイミーは今度はこちらのジャンルのゲームの話をした。
「そうよね」
「やっぱりマップとか敵とか」
「隠しキャラとかわかるから」
今度は姉二人で末妹に応えた、長姉はプレイに集中している。
「だからね」
「シューティングにしてもね」
「攻略本とか必要ね」
「そして格闘ゲームもね」
「そちらも」
「スポーツゲームだと」
ジョーはこのジャンルのゲームの話を出した。
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