八条学園騒動記
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第五百四十五話 日本についてその九
「思っていたんだよ」
「その頃からなの」
「中国が一番上で」
洪童は所謂華夷秩序から話した。
「韓国が次でな」
「日本より上なのね」
「大陸から半島で」
地球にあった頃の韓国は半島国家であった、その地理的状況も関係している考えであるというのだ。
「それで当時の日本は島国で」
「半島より下ね」
「そう考えていたらな」
「日本に併合されたから」
「しかもその後の日本は」
この国はというと。
「敗戦しても発展してな」
「復興してね」
「世界の大国になってな」
「今も連合四大国の一つね」
「その日本と比べるとな」
洪童は鍋の中の豆腐も食べた、それも入れているのだ。
「もうな」
「韓国はね」
「小さいだろ」
「国力で韓国は日本の六分の一よね」
「圧倒的だよな」
「というか日本と比較すること自体がね」
連合四大国の一国であるこの国と、というのだ。
「無理でしょ」
「それがな」
「お国は、なのね」
「わかってなくてな」
「日本へのコンプレックスがなのね」
「強くてな」
それも非常にだ。
「それでだよ」
「日本への対抗意識も強くて」
「今もなんだよ」
「何かと日本に言うのね」
「基本エウロパはな」
「どうでもいいわよね」
「エウロパのこと殆ど言わないだろ」
韓国はというのだ。
「実際」
「本当にまず日本よね」
「連合の一国でもな」
「エウロパは日本にはあまり言わないそうね」
「ああ、何でかな」
エウロパは連合全体に何かと言うがだ。
「特に皇室にはな」
「何も言わないのよね」
「そうなんだよ、けれどな」
「韓国は日本の皇室にも言うわね」
「言ってな」
そしてというのだ。
「余計にな」
「日本を怒らせるのよね」
「こと皇室のことは」
それこそというのだ。
「日本の逆鱗か秘孔だからな」
「秘孔ついたらね」
春香は今もシリーズが続いているこの漫画から話した。
「実際は爆発どころか」
「相手を余計に怒らせることもあるだよ」
「そうよね」
「それで日本にとっちゃな」
「皇室が秘孔よね」
「そこを言ったらな」
まさにとだ、洪童は指摘した。
「日本も怒るに決まってるだろ」
「本気でね」
「韓国はそこがな」
「わかってないのね」
「他の国は言わないだろ」
日本に対して皇室のことはというのだ。
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