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八条学園騒動記

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第五百四十五話 日本についてその八

「されたらな」
「生きていられないわね」
「本当にモヒカンが暴れ回ってるみたいな」
「そんな統治で」
「日本の統治はな」
 それこそというのだ。
「さっき言ったけれどな」
「天国ね」
「そんな風だったけれどな」
「それでも言うのね」
「お国はな、俺にとっちゃな」
 洪童個人としてはだ。
「大昔の千年以上昔のことだしな」
「どうでもいいわよね」
「同じ連合だしな」
「そのこともあるしね」
「大してというか全然酷いことされてないしな」
「大学にも行けたし」
 それも帝国大学にだ。
「もうそれだとな」
「文句言うことないわよね」
「それで韓国が兄とか言ってもな」
 そして日本が弟となる。
「同じだろ」
「同じ連合なら」
「そうだよ、同じだよ」
「兄とか弟とかなくて」
「全部一緒だろ」
「どの国もね」
「どの市民もな」
 洪童は連合の殆どの考えから話した。
「やっぱりな」
「同じ連合よね」
「だから国でな」
「兄とか弟とか」
「言うこと自体がな」
 まさにというのだ。
「何の意味もない」
「そんなことよね」
「それを言う国なんてそれこそな」
「韓国だけよね」
「ああ、何か連合の長兄で」
 三百以上の国の中でだ。
「中央政府と同じ位偉いとかな」
「そんなこと言ってるわよね」
「特に日本にな」
「これってあれよね」
 春香はビール、ジョッキの中のそれを一気に飲んでから言った。酔いが回って来て酒もそうなったのだ。
「まさに」
「まさに?」
「だから、コンプレックスよ」
 それだというのだ。
「日本に対しての」
「それはもうな」
「わかってるわよね」
「どう見てもな」
 そのことはというのだ。
「日本へのな」
「コンプレックスよね」
「あとアメリカとか中国へのな」
「連合の長兄って言うには」
「連合で大国っていうとな」
「やっぱり四大国よね」
 日米中露のだ。
「そうなるから」
「その四国より上ってな」
「長兄ってことよね」
「そうなるとな」
 それこそというのだ。
「やっぱりな」
「コンプレックスよね」
「特に日本へのな」
「併合からよね」
「その前は日本より上だってな」
 その様にというのだ。 
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