八条学園騒動記
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第五百四十四話 ワインに酔いその七
「やっぱり騎士の模擬戦やってるからかな」
「それよね」
「あれね、もうね」
「フルプレート着てね」
何十キロもある、恐ろしいまでの重さだ。
「ランスとか斧とか振るわよね」
「うん、刃はなくて先も丸いけれど」
「重いわよね」
「中国バージョンとか日本バージョンもあるよ」
「騎士だけじゃなくて」
「あとアーサー王とかローマとかもね」
「兄さんはフルプレートよね」
「重装備のね」
「あれ大変よね」
「もうラグビ―以上にね」
それこそというのだ。
「大変だよ」
「そうよね」
「あれをしてるから」
「痩せてるのよ」
「相当に食べても」
「さもないと」
それこそというのだ。
「太るわよ」
「あれだけ食べていたら」
「それこそね」
「そうだよね」
「やっぱり運動ってね」
「大事だよね」
「兄さんあれしない時は水泳してるし」
ミーナは兄のこのことも指摘した。
「毎日ね」
「あれが一番模擬戦のいいトレーニングになるんだ」
「身体全体を使うから」
「それで全身筋肉にしてくれるからね」
だからだというのだ。
「そこで足腰も鍛えて」
「そっちは自転車でしてるわね」
「そうしてたら」
それでというのだ。
「痩せてるけれど」
「それで血糖値とかは普通で」
「かなり食べても平気なんだろうね」
「やっぱり身体を動かすことね」
「そういうことだね、若し運動止めたら」
「模擬戦とか水泳とか自転車とか」
「そうしたらね」
それこそというのだ。
「僕そもそも食欲なくなって」
「痩せるのね」
「そうなるだろうね」
自分から妹にこう話した。
「やっぱり」
「そうなっていくのね」
「自分で思うよ、若しそのまま食べていたら」
運動をしなくて、というのだ。
「太るし大体身体動かさないと」
「食欲も出ないわね」
「そもそもね」
「やっぱりそうよね」
「身体を動かすから」
そうするからだというのだ。
「食欲も出るんだよ」
「じゃあ私も」
「身体動かしたら」
「激しいスポーツをしたら」
その時はとだ、ポルフィはミーナに対して話した。この時にも模擬戦での激しい運動のことを思い出している。
「お腹減るよ」
「そうなるのね」
「だからレスラーの人は」
「無茶苦茶食べるのね」
「力士さんにしてもね」
「激しい運動をいつもしてるから」
当然トレーニングもだ。
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