八条学園騒動記
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第五百四十三話 目玉焼きとハンバーグその八
「起源を言っても」
「自己満足で」
「それに過ぎなくて」
「何の意味もないっていうんだね」
「それ位なら」
起源を言うのならというのだ。
「自分達でね」
「何かを生み出すべきかな」
「そうすればいいじゃない」
ワインを飲みつつ兄に話した。
「もうね」
「そう思うのが普通だけれどね」
「韓国は違うのね」
「あの国の人達はね」
「起源を言って」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「日本に負けたくない」
「ああ、日本のいいものは」
「そう、実は自分達のもので」
「日本より韓国が上にある」
「必死にそうしようとしているんだ」
「あの、韓国ってまさか」
ミーナはまたハンバーグを食べつつ話した。
「エウロパよりもね」
「日本の方がって思うよね」
「連合の国なのに」
「僕もそう思うよ、あの国も連合の国だけれど」
このことは事実だが、というのだ。
「それでもね」
「日本の方を見てるわね」
「エウロパが一割で」
それでというのだ。
「日本がね」
「一番なのね」
「そうだよ」
「普通エウロパ七割でしょ」
連合の国が他国に抱く敵愾心の割合はというのだ。
「それで残る三割がね」
「連合でその時揉めている国だね」
「そうなるけれど」
「それが韓国は日本が六割で」
「エウロパが三割で」
「後の一割が他の国だよ」
連合の中のとだ、ポルフィは赤ワインを飲みつつ妹に話した。ワイン派ハンバーグそして目玉焼きとよく合っていて美味い。
「そうなっているよ」
「連合の国なのよね」
「そうだよ」
「そうは思えないけれど」
「それがね」
まさにというのだ。
「韓国ってことなんだ」
「まず日本があるのね」
「もう韓国という国になってからね」
「二十世紀の」
「そう、韓国人は一万千年とかいうけれど」
自国の歴史はというのだ。
「実際はね」
「そんなに長くないわよね」
「そうだよ、高句麗とか高麗の歴史はあるけれど」
「あと李氏朝鮮よね」
「それを入れても三千年かそれ位で」
「それなりに長いわね」
「けれど一万千年とかとてもなくて」
それでというのだ。
「今の韓国はね」
「二十世紀ね」
「その頃からの国ね」
日本の統治から日本の敗戦により独立してからのことだ。
「そうよね」
「うん、そしてその時からね」
「日本に対してずっと言ってるのね」
「日本を見てね」
そうしてというのだ。
「起源も言うんだ」
「そうなのね」
「けれど僕も思うけれど」
ポルフィもというのだ。
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