八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百四十九話 合気道をしてもその六
「あんなに好戦的だしテロだしね」
「やっていますね」
「何度もね、弾圧とか粛清とか拷問とか」
「常ですね」
「そうした国だから」
それでだ。
「暴力もね」
「それもですね」
「普通だし」
将軍様の為に肯定されている。
「それでその北朝鮮が好きなら」
「姓とへの暴力もですね」
「もう朝鮮労働党みたいに」
北朝鮮のその政党だ。
「もうね」
「普通に振るえますか」
「そういうことだろうね、今の文化祭のテーマは幕末と維新で」
「その時は」
「戦争はあったけれど理性はあったよ」
このことはしかとだ。
「あったよ、けれどね」
「それでもですよね」
「北朝鮮は桁が違うから」
その暴力がだ。
「物語の芹沢鴨さんみたいだから」
「酒乱の」
「あの人確かに酒乱でもね」
それで暴れることがあったのは事実だ。
「教養も人望もあったから」
「暴力だけではんですね」
「人はついてこないから」
暗殺されるまで新選組の多数派をしっかりと掌握していた、近藤勇も正面からは相手に出来なかった。
「そんな先生みたいなことをしたら」
「その通りですね」
「その先生人望ないよね」
「絶対にないですよね」
「若し傍にいる人がいたら」
それこそだ。
「媚び諂うね」
「暴力に基づく権力を求めて」
「そうした奴だけだよ」
「お世辞にもいい人ではないですね」
「悪人には悪人が寄るものだよ」
類は友を呼ぶでだ。
「善人には善人が寄ってね」
「悪人にはですね」
「そんな人が善人の筈ないから」
受け身を知らない人に床の上で背負い投げなんて技を浴びせる様な人がだ、ある人に話したら狂ってるのかと言われた。
「もうね」
「周りに人は集まらないですね」
「まともな人は皆近寄らないから」
それこそ絶対にだ。
「だからね」
「芹沢鴨さんとはですね」
「全く違うよ、あの人人望も危険視されていたから」
会津藩主である松平公にだ。
「勤皇派だったしね」
「新選組は幕府ですね」
「そうだけれど」
それでもだ。
「その新選組の筆頭局長がね」
「勤皇派なら」
「もうね」
「いざという時に」
「凄腕の剣客が何十人も勤皇派についたら」
幕府から見れば寝返るとだ、勤皇派に。
「とんでもないことだから」
「粛清されましたか」
「そうなったから」
だからだったとだ、僕は最近読んだ本から学んだ。
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