八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百四十九話 合気道をしてもその四
「そうして何を鍛えるか」
「身体以上にだね」
「心を鍛えるものなので」
完全な護身のものであるだけにだ。
「そうしたことは忘れない」
「絶対にってだね」
「言われています、若し自分からしかも」
「床でとかね」
「そんなことをすればこの部活では」
到底という口調での言葉だった。
「いられないです」
「そうだよね」
「まさにヤクザ屋さんですね」
「それも顔を真っ赤にして生徒に殺すぞとか言ってたそうだし」
「誰がどう見ても暴力ですね」
「竹刀を持って防具を着けた」
県道でなくてだ。
「それだよね」
「まさにそれですね、その様な人から教わることは」
「ないよね」
「そうとしか思えないです」
全く、という言葉だった。
「私にとっては」
「僕もだよ、普通ね」
「そんな暴力は振るわないですね」
「防具着けていても竹刀は凶器だしね」
使い方によってはだ、竹刀も極めて容易に暴力の道具になる。
「そんなもので叩いたらね」
「防具を着けていましても」
「暴力だしね」
「怪我もして」
「下手したら死ぬよね」
「そうですよね」
「留美さんが言うには」
剣道をやっている人の言葉だ。
「突きとか危ないらしいから」
「あの技ですね」
「それもシャベル突きなんていうリンチ技なんか仕掛けたら」
竹刀を思い切り下から上に突き上げる技だ、正規の技ではなくてリンチ技とされる試合で使ったら警告下手をすれば失格になる技だ。
「それも大の大人が中学生位にしたら」
「確か中学生で突きは」
「禁止されているよ」
「そうですよね」
「危ないからね」
まだ体格の出来ていない中学生に使ってはだ。
「本当に怪我じゃ済まないから」
「だからですね」
「絶対にしたら駄目だけれど」
「そうした先生はですね」
「笑いながらするんだよね」
もう心からそうしてだ。
「冗談抜きに」
「まさにヤクザ屋さんの世界ですね」
「ならず者だよね」
「それはまさに武道でも何でもなく」
「暴力だよね」
「それに過ぎないですね」
「そんな暴力常習者が普通にいるのがね」
恐ろしいことにだ。
「関西の学校の先生の世界なんだよね」
「特に公立ですね」
「日本全国で多いかも知れないけれど」
とにかく日本の学校の先生の質は悪い、日本で質の悪い人を選別して採用しているんじゃないかと思える位だ。
「関西が多いことはね」
「否定出来ないですね」
「そう思うよ、それで奈良もだね」
「酷い先生は多いです」
「暴力を普通に振るう先生がね」
「部活の集まりが悪いと怒って暴力を振るったり」
ここでもだ。
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