魔法少女リリカルなのは-白銀の断罪者-
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1st Episode 白銀の断罪者
学校での一幕
「起立、礼」
「ありがとうございました」
授業が終わった
昼食時なのだが……………
教室内で食べるのはNO
既に食べ始めている者も居るのだが
いかんせん俺は目立ちすぎている
見た目のせいなのだろうがチラチラ視線を感じる
こんな状況で食事などできるわけがない
と考えていると
「光無くん」
「ん?」
隣のフェイトに話しかけられた
「私と私の友達と一緒にご飯食べない?」
……………
シオン・マグラス流処世術その三
女の誘いは断るな。据え膳なら食っちゃえ!責任?知るか!
……………あいつの処世術は後半がロクでもないな
というかあいつも女だよな?
……………まさか
………やめよう無意味な想像だ
「ああ」
「こっちだよ」
といって手を引っ張ってゆく
着いたのは屋上
そこには
「あ、フェイトちゃーん!」
高町 なのはと
「お?なんや、フェイトちゃん男連れやん。しかも今日来たばっかの転校生くんや。手ぇ早いなぁ」
八神 はやてと
「フェイトがそんなつもりで連れてきたわけないじゃない」
確かアリサ・バニングスだったか?
「でも手を握ってるよ?」
月村 すずかであってるよな…
その四人が居た
「手?」
とフェイトが俺との間に有る手を見る
「わわわわわわわわわ!」
顔が真っ赤になりバタバタし始める
「初心やなぁ」
と八神が呟くが
「からかわないの」
と言ってバニングスに叩かれる
「あはは……あ、光無くん、ここ座って?」
と月村が自分の隣の場所を指す
「遠慮なく」
俺はそこに座る
フェイトが俺の隣に座り
六人で円を作るような位置になる
「じゃ、改めて自己紹介ね。アリサ・バニングスよ。アリサでいいわ」
「月村 すずかだよ。わたしもすずかでいいよ、よろしくね光無くん」
「高町 なのは、なのはでいいよ」
「うちは八神 はやて。はやてでええよ。で?光無くんはフェイトちゃんとはどういう関係や?」
最初の三人はいいとして、八神よ、その下卑た笑顔はやめておけ
「…初対面だ。特に関係はない。強いて言うなら隣同士というくらいか…あと俺のことは渚でいい」
「わかったわ渚」
「よろしくね渚くん」
アリサとすずかが笑顔で返答する
「渚…ってちょっと女の子みたいな名前だよね」
「高町…それは嫌味か?」
苗字で呼びかつ嫌そうな声で答える
「にゃ?!そ、そうじゃないよ!あ、あとなのはでいいよ?」
と焦って答える
「お前が今のことに触れなければそう呼ぼう」
気にしてるんだ……と呟くなのは
……本気で苗字呼び+敬語で話してやろうか?
「渚っていい名前だと思うよ?」
「お前のフェイトという名前も俺は良いと思うぞ」
「ありがと」
と笑顔で話していると
「グフフ、やっぱ仲ええなぁ。ホンマに初対面なん?実は恋人同士とかちゃうん?」
だからそのグフフ笑いは女がやるべきことではないだろう
「しょ、初対面だよ。あんまりそういう風にからかうのは迷惑だよはやて」
と言うが
「フェイトとそういう風に見られるのは嫌ではないな」
と言ったら
「なななななななななな!」
顔を更に赤くして"な"ばかり連呼し始めた
「………あかん、このネタでからかったらいつかフェイトちゃんが落とされてまう」
落とす?撃墜ということか?
俺の邪魔をしなければ撃墜しないぞ
………お前らが"悪"じゃない限りは、だがな
その後喋りながら食事をした
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