八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百三十二話 好漢は心からその十四
しかしだ、そのチームですらなのだ。
「止められる位の怪物がね」
「続けて出るからでござるか」
「災難だよね」
「連覇しようとしたらでござるな」
「そんなチート選手が出てね」
「連覇出来ないでござるな」
「それも三人だから」
ある人が言った、大谷投手なんて怪物が敵だったらあの黄金時代の西武ライオンズですら優勝出来ないと。
「また一人ね」
「出て来るかも知れないでござるか」
「そうかも知れないってね」
「ソフトバンクファンの人達は思っているでござるか」
「三人出て来たから」
二度あることは三度あると言うけれどだ。
「それでね」
「四人目もでござるな」
「その怪物が出て来たら」
その時はだ。
「ソフトバンクはまたね」
「優勝出来ないでござるな」
「その人がメジャーに行くまで」
「そしてその人がメジャーに行けば」
そこから二年か三年位でだ。
「またでござるな」
「怪物登場だからね」
「災厄でござるな」
「そうだね、しかし」
ここで僕はこうも思った。
「阪神には怪物来ないからね」
「そこでそう言うでござるか」
「うん、何故かね」
「そういえば阪神にはそうした桁外れの選手出ないでござるな」
「ダルビッシュ投手がいたらね」
勿論マー君も大谷投手もだ。
「阪神はもっと優勝出来たのに」
「残念でござるな」
「本当にね」
マルヤムさんと最後にそんな話をした、文化祭の中でも阪神タイガースのことを思ったのは関西人だからだと内心思った。
第二百三十二話 完
2019・4・15
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