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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百三十二話 好漢は心からその十二

「ただね」
「それでもでござるか」
「マー君なんだね」
「マー君は野球でござるか」
「うん、そうしたイメージあるから」
 田中投手からであることは言うまでもない、その体格を見てもかなり凄い選手であることがわかる。
「どうしてもね」
「居合はでござるな」
「イメージとしては」
 本当にだ。
「涌かないね」
「そうでござるか」
「僕としてはね」
「そうでござるか、しかしでござる」
「本人さんがそう言うなら」
「いいでござるな」
「それならね」
 本当に本人さんがいいならだ。
「僕もいいよ」
「そうでござるな」
「それとね」
 僕はさらに言った。
「メジャーのマー君だけれど」
「そちらの方でござるか」
「マルヤムさんも好きかな」
「拙者はダルビッシュ投手の方がでござるが」
「ああ、あの人好きなんだ」
「マー君もでござる」 
 この人もというのだ。
「結構好きでござる」
「そうなんだね」
「物凄い人でござるな」
「その能力は折り紙付きだよ」
 このことは高校時代からだった、これは凄いピッチャーだということで楽天にも鳴りもの入りで入団した。
「速球も凄いけれど」
「変化球もでござるな」
「スライダーとスプリットがね」
「特にスプリットでござるな」
「こっちがね」
「凄いでござるな」
「その落ち方が」
 動画で観たそれがだ。
「桁外れだから」
「魔球でござるな」
「その域だね」
 冗談抜きで思う、あのスプリットは滅多に打てるものじゃない。
「大谷投手のストレートも凄いけれど」
「一六五キロでござるな」
「フォークで一四七キロだったし」
 ソフトバンクとの試合で出して翌日部活でソフトバンクファンの後輩の子があんなの打てないと言っていた。
「この人もとんでもないけれど」
「田中投手もでござるな」
「あの人もね」
「凄いでござるな」
「あとダルビッシュ投手もね」
 マルヤムさんが好きなこの人もだ。
「最近怪我のせいかも知れないけれど」
「ちょっと打たれたりしているでござるな」
「けれどこの人の能力もね」
「凄いでござるからな」
「この人のシンカー観たけれど」 
 これも動画サイトからだ、ユーチューブであった。
「漫画みたいに曲がるから」
「あれは打てないでござるな」
「鋭角で真横に曲がるから」
 普通のシンカーと違って落ちる感じはしなかった、シンカーは右ピッチャーが投げると右バッターの方に斜め下に落ちる。 
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