八条学園騒動記
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第五百十七話 シマリスの餌その九
「私としてはね」
「お猿さんはかな」
「ええ、もっとね」
「栗鼠でだね」
「何か物語が出来たら」
「いいんだね」
「何か栗鼠、特にシマリスは」
この生きものはというのだ。
「いじめる?って言ってるイメージあるから」
「それ漫画のイメージだね」
「ええ、それが強くて」
それでというのだ。
「私としては」
「それが残念なんだ」
「弱いイメージあるから」
「まあ栗鼠って実際ね」
ジミーも言われて述べた。
「あまりね」
「強いイメージないわね」
「うん」
その通りだとだ、ジミーは答えた。
「どうしてもね」
「そうよね」
「西遊記に出ても」
「やっぱり何とか大王ね」
「それでね」
「孫悟空にやられるわね」
「孫悟空の強さは置いておいて」
その元祖チートキャラと言っていいそれはというのだ、特に封じられるまでの大暴れは痛快と言っていい。
「それでもね」
「強いイメージなくて」
「だって一人で天界滅茶苦茶にしたよね」
「暴れ回ってね」
それでというのだ。
「それでね」
「それじゃあね」
「西遊記に出ても」
「やられ役だよ」
「それはね」
パレアナにしてもわかっている顔だった、その顔でジミーに答えた。
「もうね」
「仕方ないんだね」
「だってあの作品の主役は」
「孫悟空で」
「それでね」
「他の生きものはね」
「仲間かやられ役だから」
そうなるからだというのだ。
「だからね」
「もうやられることはだね」
「仕方ないってね」
その様にというのだ。
「思ってるわ」
「まあ西遊記は孫悟空だからね」
「何といってもお猿さんだからね」
「それは外せないから」
西遊記ならというのだ。
「だからね」
「それでだね」
「栗鼠が出ても」
「脇役で仕方ないね」
「だって犬なんか」
この生きものはというと。
「二郎真君が使って?」
「それ位だったかな」
「猫は出たかしら」
「猫に冷たい作品かな」
「まあ豹とか虎は出た気がするし、あとね」
「ああ、ライオンだね」
ジミーはパレアナが言いたいことを察して先に言った。
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