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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十五話 寿司その十四

「何があってもだから」
「そう思うと本当にですね」
「この人の耳は物音を聞くだけだよ」
「人の話は入らなくて」
「一直線にだよ」
 それこそというのだ。
「よくも悪くもね」
「悪い方に流れるとな」
 大兎も卵を食べつつ述べた。
「ああした大惨事になるってことか」
「それで悪いとも思わないから」
 ヒメアも数の子を食べながら困った顔になっている。
「余計に困るのよね」
「しかもこれだけ言っても」
 また壇に言うニコだった。
「本当に聞かないから」
「私が他人の言葉に惑わされると思うか」
「これだから」
 呆れた言葉での返事だった。
「もうね」
「困るんですよね」
「そうなのよね、まあ何かしたら」
 その時はとだ、ニコは対処方法も述べた。
「即座に隔離するからね」
「そう思うとバグスターになってよかったな」
 九条もしみじみとしてニコに続いた。
「こいつは」
「すぐに電脳世界に隔離出来るからね」
「脱獄の心配があってもな」
「というか普通に出て来るからね」
「呼ばなくてもな」
 それでも出て来るのが壇だった。
「本当に」
「困るわね」
「というかほんまうち等より厄介やな」
 ノアも言うことだった、ノアが食べているネタは数の子だ。
「一歩間違えたらな」
「確実に難敵だったと思うだろ」
「それで実際に」
「大変だったのよ」
 ニコがまた言ってきた。
「全く、迷惑な奴だったわ」
「脱走もしたしな」
 九条はこのことも話した。
「全く、始末に負えない奴だよ」
「私を縛れると思うな」
 壇も全く反省していないことがわかる言葉を出した。
「いいな」
「いや、あかんから」
 ノアはその壇にすぐに返した。
「というかスサノオには絶対つかんな」
「当然だ、あの様な者こそがだ」
 壇はノアの今の言葉にすぐに返した。
「私が最も嫌うタイプだからな」
「ああした神様がか」
「そうだ、あの神と私は違う」
 自ら神と称していてもというのだ。
「私はその才能故になっているのだ」
「つまり人間が神様になるんやな」
「そうなるな、そう言うと私は人間でもある」
「そういうことやな」
「そして私は人間としてだ」
「スサノオと戦っていくんやな」
「これからな、しかしその才能はだ」
 またこの話をするのだった。
「神だということはな」
「何度も言うんやな」
「諸君全員が納得するまでな」
「それはわかりましたが」
 ロレンツォは日本酒を袋から口を出して飲みつつ述べた。 
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