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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十五話 寿司その十三

「ないわよね」
「はい、確かに」
「そうしたことも見てね」
「会長も言われますか」
「こうしてね」
「そうですか」
「実際にね」
 歌笛はしめ鯖を食べつつ言った、後ろではクラシカロイドの面々が寿司を文字通り暴食してしかも暴飲もしていた。
「ライダーの人達の頭のよさが凄い武器よね」
「確かにウサ」
「ライダーの人達はそれだけでも強いクマが」
 ウサギとクマが見てもだった。
「知力が高いこともクマ」
「凄い武器になってるウサ」
「まあこいつは馬鹿でも変わらないわね」
 ニコは壇を見つつ話した。
「傍迷惑であり続けるわね」
「私は我が道を進むだけだ」
 壇本人も悪びれずに言った。
「そうしてスサノオと戦っていく」
「いや、あんたは止まれよ」
 ロザリーは呆れつつ壇に言った。
「いつも言ってる通りな」
「本当にニコの言う通りどうなっても傍迷惑」
 クリスもむっとした顔だ、二人共トロをかなり食べている。
「敵になっていたら」
「今でもかなりやばいしな」
「本当に馬鹿でも傍迷惑間違いなし」
「人に神は理解出来ない」 
 壇は二人に言われても全く悪びれずに言うだけだった。
「神の域に達した私はな」
「神は神でも厄病神だよな」
 ヒルダはヒラメを食べながら突っ込みを入れた。
「もっと酷いかも知れないけれどな」
「破壊神でしょ」
 未来が眼帯をしていない方の目でその彼を見つつヒルダに応えた。
「疫病神どころか」
「ああ、そっちか」
「だって滅茶苦茶傍迷惑だから」
「これまでの行い聞いたらな」
「今だって無駄に騒がしいし」
「すぐに滅茶苦茶言い出すしか」
「この人は破壊神よ」
 極めてクールな口調でだ、未来は言い切った。
「疫病神どころか」
「神様は神様でもな」
「そっちよ」
「しかもそう言ってもな」
「全然聞かない人だから」
「人の話を聞けとかな」
 九条が見てもだった。
「こいつには絶対にないからな」
「こんなに人の話を聞かない奴はいない」
 一条も鮪を食べつつ言った。
「俺もはじめて見た」
「もっと人の話を聞かないとな」
 葛葉も鰯を食べながら言った。
「駄目だよな」
「そうですよね、さもないと」
 光実が食べているのはトロだった。
「また大変なことを引き起こしますから」
「そうだよな」
「壇さん自身はよくても」
「周りは本当に迷惑だからな」
「人に迷惑はかけるな」 
 呉島は上トロを食べている、トロはトロでも別格だった。
「それは絶対だと思うが」
「そんなことを考える人でもないから」
 光実は自分の兄にも話した。
「困るけれど」
「この人の耳って物音を聞くだけだよな」
 葵は本気で言った。
「人の話は全く耳に入らないからな」
「うん、残念ながらね」 
 光実も葵にその通りだと答えた。 
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