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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十五話 寿司その十二

「だが勝手にしろ」
「ええ、勝手にするわね」
「好きにな」
「そういうことでね、今勉強の方もね」
 こちらもというのだ。
「頑張ってるわよ」
「そうですか」
「そういえばカズヤは成績優秀よね」
「それなりに頑張ってるつもりです」
「私達って中学生や高校生の子多いけれど」
 このことからだ、ニコは話した。
「成績もそれぞれよね」
「いい人はよくてですか」
「悪い子は悪いわよね」
「私なんかちょっと油断したら」
 あかりが言ってきた。
「すぐに落ちますし」
「いや、それ普通だから」
「そうですか」
「お寿司のネタと一緒でね」
 鰯を食べるあかりに話した。
「それこそね」
「お勉強は、ですか」
「ちょっと油断したらよ」
 それでというのだ。
「もうね」
「すぐに落ちるんですね」
「したらその分よくなって」
 そしてというのだ。
「しないとね」
「落ちる」
「そうしたものだから」
「そういえばライダーの皆さん結構勉強出来る人多いな」
 元士郎は蒼那にさっとはまちを出してお礼を聞いてから自分も彼女と同じネタを食べつつそうして言った。
「大学を出たりな」
「俺は駄目だけれどな」
 如月はサーモンとろを食べつつ話した。
「例外だな」
「けれど今大学生ですよね」
「たまたまだからな」
「いや、たまたまで一発で合格しないですよ」
「ヤマを張って一夜漬けなんだよ」
 それでとだ、如月は笑って話した。
「本当にな」
「それで大学合格するのも凄いですよ」
「というか如月さんは」
 蒼那もはまちを食べつつ言ってきた。
「洞察力や頭の回転が凄いから」
「だからか」
「元々の頭は凄くいいです」
「理解力や記憶力もいいですよね」
「ええ、私達よりずっとね」
 蒼那はこうまで言った。
「いいわね」
「会長よりもですか」
「ええ、そう思うわ」
「俺としては会長が」
「それは主観よ」
 蒼那はあくまで自分を見ている元士郎に優しく微笑んで返した。
「貴方の」
「俺のですか」
「実際私達はライダーの皆さんに引っ張ってもらってるでしょ」
「そう言われますと」
「だからね」 
 それでというのだ。
「私もこう言うのよ」
「そうですか」
「私達が最初にお会いしたライダーの人達は如月さん達だったけれど」
「そういえば最初から」
「ええ、如月さんに引っ張ってもらってね」
「戦ってきて今もですからね」
「間違ったって思ったこともよね」
 蒼那は如月にさらに言った。 
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