八条学園騒動記
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第五百十二話 カレー料理その六
「これも日本だしな」
「日本起源ね」
「韓国でもよく食べられている」
「それでそこでも起源言われるのね」
「それはそうだがな」
「まあそれでもよね」
「カレーもラーメンも日本の料理でな」
それでというのだ。
「カレーラーメンもな」
「日本の料理ね」
「そうなる」
こう言うのだった。
「というかマウリアにはないな」
「カレーはカリーでね」
それでとだ、ナンシーも答えた。
「ラーメンもね」
「連合料理としてはあってもな」
尚マウリアでもラーメンは日本料理と思われている。
「それでもな」
「マウリアにはないわね」
「このことからも言える」
「カレーラーメンは日本の料理」
「このことは事実だ」
「それでその事実をなのね」
「俺はその通りと思ってだ」
それでというのだ。
「食ってもいる、インスタントの方もな」
「ああ、インスタントラーメンのね」
「カレーラーメンもな」
「あれも美味しいわよね」
「店のものも美味いが」
それだけでなくというのだ。
「インスタントの方もだな」
「あれもね」
確かにとだ、ナンシーも答えた。
「滅茶苦茶美味しいのよね」
「悪魔的にな」
「そうそう、私あっちも好きなのよ」
「今のカレーラーメンもそうでだな」
「本当に悪魔的よ」
その美味さたるやというのだ。
「あんたの言う通りね」
「カレーうどんもいいがな」
「そっちもインスタントの方もね」
「カップヌードルでも定番だな」
「カレーはね」
シーフードと共に二十世紀から存在している。
「いいわね」
「そうだ、本当にだ」
「どっちも美味しくて」
「それでだ」
「食べてるのね」
「俺もな、ただカレーはな」
洪童はカレーの難点も話した。
「酒にな」
「そうそう、お酒にはね」
ナンシーも同意して頷く。
「どうしてもね」
「合わないな」
「味が強いから」
「香辛料をそのものだ」
カレールー、それはというのだ。
「一つ一つならいいが」
「もう何十種類と使ってね」
「あの味になってるからな」
「そのカレーの味がね」
「どうしてもな」
「酒に合わない」
こう言うのだった。
「マッコリにもな」
「韓国のお酒ね」
米から造る、所謂濁酒で日本酒と似ていると言えば似ている。
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