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八条学園騒動記

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第五百十一話 図書館で学ぶことその九

「学者さんも殺していったのよね」
「帝扉が帝非に読めるとか言っていたらしいな」
「もうそんなことを言ってね」
「学者も殺していたな」
「皇帝になってから滅茶苦茶で」
「漢の高祖より酷かったな」
「劉邦も粛清したけれど」
 韓信、黥布、彭越達をそうしたことで後世に批判されている。宰相である蕭何もかなり疑われたことも有名だ。
「流石にね」
「明の太祖よりはな」
「ずっとましよね」
「明の太祖は酷過ぎた」
 洪童から見てもだ。
「民衆には手を出していないがな」
「官吏とか学者をね」
「殺し過ぎたからな」
「それでその人への評価みたいね」
「その三つの言葉を並べるのはか」
「書いた人が意識していたかどうかわからないけれど」
 それでもというのだ。
「そうした感じね」
「言われてみればそうか」
「格好良く見えて」
 ナンシーはさらに話した。
「頭いい様に見える」
「それでか」
「そうした言葉を使っているか」
「そうじゃないの?」
 こう言うのだった。
「自分本位でね」
「作品本位で書いて欲しいな」
「あと書きならね、そんなあと書き読んでも」
 ナンシーはさらに話した。
「仕方ないし、シェークスピアのそれもね」
「もっとか」
「そう、ちゃんとしたあと書き読みたいわね」
 こうも言うのだった。
「やっぱりね」
「そうだな、じゃあ昼はな」
「そっちもね」
「まずは昼飯食ってな」
「ちなみにお昼は何なの?」
「俺は今日はカレーだ」
 この料理を食べるというのだ。
「それにする」
「カレーライス?」
「そのつもりだ」
「そうなの、じゃあ私もね」
 ナンシーは洪童の話を聞いて述べた。
「カレーにするわ」
「カレーライスか」
「いや、カレーラーメンよ」
「カレーはカレーでもそっちか」
「あれは悪魔的な食べものよね」
 カレーラーメンについてだ、ナンシーはこうも言った。
「本当に」
「あれも確かに美味いな」
「それも悪魔的にね」
「ああ、よくあんなものを考えついたな」
「そうよね」
「確か日本人が考え出したな」
「じゃあカレ-ラーメンの起源も」
 ナンシーは笑って述べた。
「あれね、韓国起源ね」
「もうカレーの起源を言っている」
「そこは流石かしら」
「何でも四大文明の起源は韓国でだ」 
 この時代でも言っていることだ。 
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