八条学園騒動記
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第五百十一話 図書館で学ぶことその十
「そしてだ」
「カレーもっていうの」
「インダス文明、インド文化の起源は韓国でだ」
「カレーもなのね」
「インド料理の起源もだ」
「そうなるの」
「そうある学者が言っている」
これもこの時代でも同じことだ、韓国の学者は何かと自国に起源があると主張するのだ。特に日本のものに対して。
「そして定説になっている」
「マウリア人怒らなかった?」
「ネットで韓国人をカリー鍋に放り込めと書かれたらしいな」
「滅茶苦茶怒ってるじゃない」
「勿論沸騰している中にだ」
「連合よりきついわね」
「それでカレーもな」
洪童はあらためて話した。
「起源を言っている」
「ある意味抜かりないわね」
「けれど俺は言わないからな」
「カレーはマウリア料理ね」
「マウリアからイギリスに入ってそこから日本に入ってな」
これがカレーの正しい歴史である。
「連合全体で発展したな」
「そうしたお料理よね」
「そうだ、だからな」
それでというのだ。
「今日は日本のカレーを食べる」
「その食べる場所は」
「カレー専門の食堂だ」
学園の中にあるそこだというのだ。
「そこで食べる」
「そうするのね」
「お昼はな」
「カレーラーメンあそこにもあったわね」
「カレーなら何でもあるからな」
それでというのだ。
「ある、俺も前に食った」
「じゃあそのお店お昼に一緒に行って食べましょう」
「俺はもう彼女いるぞ」
「安心してよ、デートじゃないから」
「ならいいがな」
最後はこうした話をしてだった、二人は昼食も一緒に食べる様にした。そうしてから古典となるのだった。
図書館で学ぶこと 完
2019・2・8
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