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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百二十話 運動会が終わってその八

「若しやったら」
「もうな」
「その時はな」
「身体本当にどうなるか」
「早死に確実だよな」
「絶対にな」
「ああいうのに手を出さないのは」
 もうそれこそだ。
「努力以前だね」
「誘惑に負けるなってな」
「悪いことだってわかって」
「そのやばさも知ってな」
「人間として必要だよな」
「僕長生きしたいから」
 こう皆に言った。
「それにああいうのにお金使いたくないからね」
「ヤクザ屋さん儲けるだけだしな」
「滅茶苦茶高いっていうしな」
「あんなのしたら本当にいいことないな」
「だったらするべきじゃないよな」
「金の無駄でもあるしな」
「あんな無駄な使い方はね」
 もうそれこそだ。
「ギャンブル位だろうね」
「麻薬にギャンブルな」
「両方やってる奴いるよな」
「もうどっちもってなったら」
「人間としてやばいな」
「ギャンブルもはまるとね」 
 僕は最初からそちらへの興味はない。
「怖いっていうね」
「借金滅茶苦茶増えるからな」
「負けてもどんどんやる奴いるからな」
「そこから闇金に手を出す馬鹿いるしな」
「そうなったらな」
「本当に終わりだよな」
「あっちはやるにしてもね」
 僕は何一つ興味がないがだ。
「程々だね」
「そうしないとな」
「こっちも破滅するよな」
「借金ばかり増えて」
「遊びは借金を作らない範囲でしかも遊ぶにしろ必死で努力しろって」
 自然とこの言葉が出た。
「親父も行ってたよ」
「中々いい言葉だな」
「人生論だな、もう」
「けれどその通りだな」
「本当にそうして遊ぶべきだよな」
「そうだよね、親父は確かに遊び人だけれど」
 それでもだ。
「麻薬とギャンブルしないんだよね」
「そういうのはしない人か」
「凄い遊び人で評判だけれどな」
「お酒に女の人に美食にってな」
「遊び回ってるって聞いたけれどな」
「女好きだよ」
 このことは言うまでもない。
「それで美味しいのも大好きでね」
「お酒もか」
「そういうのは好きか」
「けれど麻薬は絶対にしないし」
 僕にも長生きしたかったらそして法律違反だからするなと言っている、だから僕もしないと決めている。
「ギャンブルもはまって破滅した人観たとかで」
「しないか」
「そうした人か」
「それに女の人も」
 この人達についてもだ。
「人妻さんや彼氏持ちの人には手を出さないから」
「そこ伊藤博文さんだな」
「あの人もそうだったっていうしな」
「桁外れの女好きだったらしいけれどな」
「そういえば似てるかな」
 桁外れの遊び人だけれど筋は通っている、そして器が大きい。 
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