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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百五話 紅茶とコーヒーその二

「凝っていて」
「色々出しているんだ」
「そうなのよ、それで私今はストレート飲んでるけれど」
「レモンティーが好きなんだ」
「昔からね」
「そうだよね」
「それでレモンティーにはね」
 このお茶にはというと。
「結構ラフなお菓子が合うのよ」
「ミルクティーとはまた違う」
「そうなの、そうしたお菓子を食べながら」
 そうしつつというのだ。
「飲むのがいいのよ」
「それでメイド部でもだね」
「飲んでるわ」
「コーヒーあるのよね」
 モンセラさんも言ってきた、見れば実際にコーヒーを飲んでいる。
「そうよね」
「ええ、そっちもあるわ」
「そうよね、じゃあね」
「今度うちに来てみる?」
「そうしていい?」
「じゃあね」
 テレサさんはモンセラさんに笑って言った。
「楽しみに待ってるわね」
「それじゃあね」
「うちは千客万来だから」
 これがメイド部の方針だというのだ。
「迷惑な人でない限りは」
「ご馳走してくれるのね」
「格安価格でね」
「それは何よりね」
「そもそも淹れるにしても」
 お茶やコーヒーをだ。
「パックとかインスタントで」
「安いの」
「そう、だから一杯百円位でね」
 まさにその値段でだ。
「ご馳走してるのよ、ちなみにおかわりは一杯まで無料よ」
「紅茶はパックを二杯目にも使うのよね」
「よくわかるわね」
「パックは二杯目までならぎりぎりいけるから」
 お茶が出るのだ、それ位なら。
「だからね」
「それでよね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「おかわりはね」
「一杯目までなら」
「無料よ」
「それはいいことね」
「コーヒーなんかインスタントだと」
 それだからというのだ。
「もうスプーン一杯で飲めるでしょ」
「だからいいのね」
「インスタントだと詰め替えで消費税入れて七百円ちょっとでしょ」
 テレサさんはモンセラさんに日本の通貨で話した。
「だからね」
「一杯位は無料でもなのね」
「充分採算採れるのよ」
「そうなのね」
「しかも学園の売店やコンビニで買えば」
 一割引きが普通だ、このことが何気に有り難い。
「消費税分もないから」
「余計にお金に余裕が出来て」
「いい状況になっているから」 
 それでというのだ。
「うちはおかわりは一杯まではね」
「いいのね」
「そしてメイド部特有のサービスもね」
「してくれるのね」
「ちなみに軽いお菓子は出るけれど」
 それでもというのだ。 
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