| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百五話 紅茶とコーヒーその一

               第二百五話  紅茶とコーヒー
 僕はこの時朝食の紅茶を飲んでいた、そうしているとテレサさんが僕に笑ってこんなことを言ってきた。
「ちょっといいかしら」
「何かな」
「義和今紅茶飲んでるけれど」
「リプトンだよ」
「リプトンの紅茶いいわよね」
「これが結構ね」
 パックのこれがだ。
「いけるんだよね」
「そうよね」
「あっさりした感じでね」
 それでだ。
「飲みやすいんだよね」
「そうよね、ただね」
「ただ?」
「紅茶ってお水が大きいのよね」
「お水がどうかでね」
「味とか変わるのよね」
「そうなんだよね、日本だとね」
 僕は我が国のことを話した。
「お水軟水だよね」
「そうそう、飲みやすくてね」
「お風呂にも入りやすいんだよね」
「けれどね」
 テレサさんから言ってきた。
「これが本場イギリスだとね」
「あそこは硬水なんだよね」
「だから紅茶を飲むにしても」
「また違うんだよね」
「同じ葉を使ってもよ」
 リプトンでもだ。
「それでもよ」
「味が違っていて」
「それでね」
 そのせいでというのだ。
「また違うものに感じるのよ」
「そう言われているね」
「そこが大事なのよね、紅茶って」
「うん、日本の紅茶はね」
「日本のお水だから」
 それでなのだ。
「この味なのよ。ただね」
「ただ?」
「日本って紅茶の種類多いわね」
「葉の種類多いね」
「歯の種類も多くて」
 それでというのだ。
「飲み方もね」
「そっちもだね」
「多いわね。私はレモンティーよく飲むけれど」
「レモンティ―派だったね、そういえば」
「フィリピンってアメリカの統治下にあったでしょ」
 米西戦争からアメリカの植民地になって第二次世界大戦までそうだった。
「その頃の影響でね」
「紅茶はレモンティーなんだ」
「アメリカは紅茶はそっちだから」
 アメリカ人のジューンさんを見つつ僕に話してくれた。
「それでね」
「レモンティーなんだね」
「そうなのよ」
 こう僕に話してくれた。
「ミルクティーじゃなくてね」
「日本はミルクティーも飲むからね」
「イギリスみたいにね」
「逆にイギリス人だとね」
「ミルクティーが主流よ」
「そうだよね」
「それが日本だとね」
 我が国はというと。
「色々飲めるからね」
「ミルクティーもレモンティーも」
「ハーブティーやローズティーもあって」
 こうしたお茶もあってというのだ。
「色々あってね」
「いいっていうんだね」
「そう思うわ。メイド部でもね」
 テレサさんのいるこの部活でもというのだ。
「紅茶に凝ってるんだよ」
「コーヒーだけじゃなくて」
「そう、紅茶にもね」
 こちらにもというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧