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八条学園騒動記

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第四百九十七話 五段バーガーその九

「だからね」
「ここは、なのね」
「サウナに入って」
 そうしてというのだ。
「すっきりしてからが理想よ」
「じゃあ今からシャワー浴びて」
「身体だけ奇麗にして」
「それから寝るべきね」
「そして翌朝お風呂よ」
「特にサウナね。実はうちの近くにお風呂屋さんあって」
 ジュディはここでプリシラに話した。
「サウナもあるの」
「朝から開いてるの」
「そうなの、だからね」
「朝に入るのね」
「そうしてから登校するわ。早起きして」
「いい場所にお風呂屋さんあるわね」
 プリシラは自分の向かい側にいるジュディに述べた。
「それはまた」
「そうでしょ、いいお風呂屋さんよ」
「どんな感じのお風呂屋さんかしら」
「トルコ風よ」 
 この国のものだとだ、ジュディは答えた。
「あちらなの」
「トルコなの」
「そう、あの国なの」
「トルコは昔からお風呂有名ね」
「お風呂の国って言ってもいいわね」
 オスマン=トルコからはじまると言われている。この国の風呂はサウナをはじめとしてかなり見事なことで知られている。
「日本もそうだけれど」
「そうよね、ただ日本は温泉で」
 日本の風呂文化のイメージはというのだ。
「トルコは色々ね」
「スルタンのお風呂って感じで」
「そんな風よね」
「そのトルコ風のね」
「いいお風呂屋さんなの」
「そこに入って」
 朝早くにだ。
「そうしてね」
「すっきりしてから登校するのね」
「明日はね。じゃあ」
「じゃあっていうと」
「もっと飲んで食べる?」
 ジュディはプリシラにあらためて提案した。
「そうする?」
「二日酔いになってもなの」
「朝風呂で解消して」
 もうそれを前提としてのもうかというのだ。
「そうする?」
「開き直ってなの」
「もうそれ全開でね」
 まさにと言うのだ。
「それでいく?」
「そうね。ジュディがそう言うなら」
 プリシラは微笑んでそのうえでジュディに応えた。
「ここはね」
「もっと飲んで食べて」
「明日の朝は二日酔いね」
「それで死ぬ様になって」
 文字通り這う様になってというのだ。
「お風呂屋さんに行って」
「サウナに入るのね」
「その前に身体も洗うけれど」
 これも忘れないジュディだった、連合では湯舟やサウナに入る前に銭湯等では身体を洗うのがエチケットとなっている。
「そうしてね」
「サウナに入って」
「一気に汗をかいてね」
「水風呂にも入って」
「お酒を完全に抜いて」
「登校するのね」
「そうしようって考えてるわ」
 言いつつだ、ジュディは早速缶の酒を出した。そして今度はカップ焼きそばを出してプリシラに話した。 
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