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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百九十五話 カップリングその一

               第百九十五話  カップリング
 僕はこの昼も普通科の図書館で三銃士を読んだ、この夜は書斎で読んでいたけれどそこにジューンさんと水蓮さんが来て僕に言ってきた。
「あれっ、義和今もなノ」
「三銃士読んでるあるか」
「うん、そうなんだ」
 僕は自分の席から二人に答えた、二人は僕に答えつつ僕の向かい側の二つ横に並んでいる席に座った。
 それでだ、僕にまた言ってきた。
「早いうちに読破するつもりなのノ」
「そうあるな」
「うん、急いでいる訳じゃないけれど」
「読書に励んデ」
「早く読破したいあるな」
「次に読む作品は決まっていないけれど」
 何かまた読もうとは思っているけれどだ。
「それでもね」
「まずは三銃士読破すル」
「それが目標あるな」
「一度読みはじめた本は最後まで読まないとね」
「そうそウ、読みはじめたらネ」
「そうしないとって思うあるよ」
 二人も僕と同じ考えだった。
「それじゃああるな」
「義和もなのネ」
「最後まで読むよ、ただね」
 僕は二人にこうも話した。
「僕が読むのは三銃士で」
「ダルタニャン物語の続きはなノ」
「読まないあるか」
「ちょっと読むには」
 僕はいささか引くものを感じて言った。
「長過ぎるよ」
「確か分厚い単行本で十一巻ね」
「本当に長いあるな」
「三国志演義並だから」
 僕はこの作品は何時の間にか読破していた、長い作品だと思っていても少なくとも孔明が死ぬ場面は一気に読めてそれからは何となく読んで読破した。
「だからね」
「全部はなのネ」
「読めないあるな」
「うん、興味はあるけれどね」
 第二部も第三部もだ、第二部のタイトルは十年後で第三部はその鉄仮面だ。第三部でダルタニャンも死ぬ。
「まずは第一部だよ」
「その三銃士を読んデ」
「とりあえず終わりにするあるか」
「そうするよ、鉄仮面も読みたいけれどね」
 それでもだ。
「あまりにも長いからね」
「今回は三銃士で終わっテ」
「続きは次の機会あるか」
「じゃあまずは三銃士ネ」
「読破を目指すあるか」
「そうしていくよ、しかし三銃士は」
 読んでいくとだ。
「引き込まれるね、それと午前中クラスメイトと話したけれど」
「三銃士の話ヲ?」
「それでどうしたあるか」
「いや、日本って腐女子って人もいるけれど」
 二人にもこの人達の話をした。
「この人達だと簡単に同性愛設定するねって思ったんだ」
「ああ、三銃士でモ」
「それが出来るあるか」
「あの人達ならってね」
 もうどんな物語でもだ。
「出来るねって話したんだけれど」
「それ言うなら美少女化じゃないノ?」
 ジューンさんは僕に話に少し考えてから答えた。
「それハ」
「三国志とか日本の戦国時代とかの」
「軍艦でもお城でもしてるじゃなイ」
「それはね」
 言われてみればその通りだった。
「あるね」
「私あれに驚いてるけれド」
「あれも何でもあるな」
 水蓮さんも言ってきた。
「刀でもしているあるな」
「あれはね」
「義和もそう思うあるな」
「何かもう凄いよ」
 考えてみれば腐女子よりもだ、美少女化も凄いかも知れない。
「萌え萌え事典とかもあるし」
「元素記号もしているあるな」
「神話の武器もモンスターも天使も悪魔も」
「まさに何でもありある」
「腐女子の人達の同性愛よりも凄い」
「私はそう思ったある」
「私もヨ」
 二人で僕に言ってきた。 
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