夢幻水滸伝
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第七十七話 筑後騒乱その五
「わかったたいな」
「はい、それでは」
雪路は美鈴の言葉に頷いた、そうして言うのだった。
「こちらは佐賀城を拠点としますので」
「そうしてたいな」
「久留米でまた落ち合いましょう」
「そして大川に入ってたい」
そうしてというのだ。
「いいたいな」
「決戦ですね」
「そうするとよ、相手は強い」
美鈴はこのことについても述べた。
「このことば注意するとよ」
「そうですね、まことに」
「兵はこっちは水軍抜くと二万二千たいな」
「敵も同じ位ですね」
「こちらは九州では人口の多い国たい」
筑前の福岡そして北九州という二大都市を擁していることが大きい、人口が多いとその分兵も多く擁することが出来るからだ。
「だからそれだけたいが」
「それでもですね」
「相手も同じだけたい」
「兵力は互角ですね」
「そして武具はこちらの方が上たい」
その質はというのだ。
「銭がある分」
「それが出来ていますね」
「けれどたい」
「相手は薩摩隼人そして北原さんですから」
「手強いたい」
美鈴はこのことも冷静に述べた。
「だからたい」
「気が抜けない戦になりますね」
「そうなるとよ、では」
「これからですね」
「戦たい」
こう言ってだ、そしてだった。
美鈴は雪路と同盟を結び北原達を受けて立つことにした。そして北原は美鈴が言った通りにであった。
熊本城を拠点に築後に兵を進めていた、その途中で。
大牟田にも入った、北原はこの地で純奈と又吉に話した。
「ここからでごわす」
「はい、筑後にですね」
「本格的に入りますね」
「そうするでごわす、特に」
さらに話すのだった。
「柳川のところでごわす」
「決戦ですね」
「それになりますね」
「相手は久留米から大川に入るでごわす」
その街にというのだ。
「そしてその柳川で、でごわす」
「決戦ですね」
「九州の覇権を決する」
「それを行うでごわす、川を渡り」
その柳川をというのだ。
「一気に戦うでごわす。久留米城と佐賀城をでごわす」
北原はこの二つの城の話もした。
「攻め落とすでごわす」
「その二つの城もですね」
「一気に」
「そのつもりで戦ってでごわす」
そしてというのだ。
「勝つでごわすよ」
「若しもです」
純奈は少し考えてから北原に述べた。
「久留米城と佐賀城を攻め落とせたら」
「九州の覇権はでごわすな」
「完全に我々のものになります」
「久留米から福岡と北九州に行けてでごわす」
九州の二大都市であり美鈴が棟梁を務める福岡の勢力を支えている場所である・
「佐賀からはでごわす」
「長崎にも佐世保にも行けますね」
又吉が言ってきた。
「どちらにも」
「その通りでごわす」
「佐世保にはです」
又吉はこの街の話を北原にした。
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