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八条学園騒動記

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第四百九十話 強いラスボスその七

「難しいけれど面白いゲームだから」
「遊んで後悔しないですね」
「下手ならお金は減るけれど」
 それでもというのだ。
「本当に面白いから」
「それじゃあ」
「それとね」
「それと?」
「このラスボスの攻撃凄いでしょ」
 ラスボス自体の攻撃も凄まじいが艦載機達の数も多くかなりのものだ。
「しかも攻撃受けても中々だし」
「もう結構攻撃仕掛けているのに」
「この通りね」
「耐久力もあるんですね」
「そうなの、けれどね」
「倒すことはですか」
「出来るわ、倒せない相手なんてね」
 それこそというのだ。
「この世にいないわよ」
「そう言われますね」
「それはゲームでも同じでね」
「これだけ強い相手でもですか」
「そうよ、見て」
 自分のプレイをというのだ。
「確かに攻撃は凄いけれど波があるでしょ」
「攻撃にですね」
「そう、このラスボスはそうなのよ」
 攻撃に波があるというのだ。
「自分と艦載機の同時攻撃だけれど」
「攻撃をしない時は」
「わかるわね」
「どっちも攻撃しないですね」
「そうなの、だから攻撃をしてくる時は」
 見ればだ、部長は。
 敵が攻撃をしている時はかわすことに専念している、あくまでそうしていて攻撃をしようとはしない。
「こうしてね」
「かわすんですか」
「このことに専念するの」
 この時はというのだ。
「そうしてね」
「敵が攻撃しない時は」
「もうね」
 それこそというのだ。
「反撃よ」
「それでダメージを与えますか」
「攻撃は最大の防御って言うけれど」
「このラスボスの場合は」
「それはよくないのよ」
 そうだというのだ。
「あまりね」
「攻撃しようとしたら」
「敵の前に出るから。誘導ミサイルで攻撃をするか」
 だからそれは撃ち続けていたのだ。
「分身の流れ弾とかにね」
「攻撃させるんですね」
「かわす中でね」
「あくまでかわすこと主体ですね」
「敵が攻撃をしてくる間はね」
 攻撃をせずにというのだ。
「もう一切よ」
「攻撃しない方がいいんですね」
「攻略本や攻略サイトにも書かれているのよ」
 そうした専門のところでもというのだ。
「もうラスボスの攻撃がはじまったらね」
「かわすことに専念ですね」
「相当慣れてもいないと」
 そうでもない限りはというのだ。
「かわさないと駄目ってね」
「若しかわさないと、ですね」
「攻撃受けるから」
「そういえば」
 アルフレドもその攻撃を見て部長に答えた。
「バリアにしても」
「ええ、攻撃受けてるわね」
「これまでもボス戦では殆ど攻撃受けていなかったですね」
「このゲームボスも強いけれどね」
「それでもですよね」
「そう、攻撃があんまりにも激しいから」 
 ラスボスのそれはというのだ。 
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