八条学園騒動記
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第四百九十話 強いラスボスその二
「出来ます」
「だからね、私は結局ゲームについては」
「天才じゃない」
「そう自覚してるから」
それ故にというのだ。
「駄目なんでしょうね」
「天才じゃないんですか」
「本当に天才はね」
まさにというのだ。
「才能があって尚且つ」
「努力と努力を思わない」
「そうした人よ、それか努力をして」
例え努力を努力と思ってもというのだ。
「閃きがすぐに来る」
「閃きですか」
「そうした人なのよ」
「エジソンですね」
「九十九パーセントの努力っていうでしょ」
「そしてそこにね」
「一パーセントの閃きがないと」
まさにそれがというのだ。
「発明に結び付かないっていうわね」
「そう言いますね」
「だから閃きが多く来る人はね」
この場合もというのだ。
「天才なのよ」
「努力が実ってですね」
「凄いことを成し遂げるから」
「だからエジソンは天才ですか」
「そうだったのよ」
俗に発明王と言われている、ただしどうも金儲けについての閃きはなかったらしくそちらでは今一つ成功していなかった様だ。
「あの人もね」
「そうなんですね」
「閃きって大事よね」
「はい、それがあってって時ありますね」
「そうでしょ、誰だってね」
「考えたり作業したり」
そうしたことをしている時にだ。
「ふと来るんですよね」
「そうでしょ、いきなりね」
「夢を見ていてとか」
その場合にもというのだ。
「きますね」
「その閃きがね」
「来ると、ですか」
「そう、凄いことになったりね」
「事態が解決したり」
「凄いことになるけれど」
それでもというのだ。
「閃きはね」
「何時来るかわからないですね」
「閃きは神様が下さるのかもね」
偶然、人はそう思っていてもというのだ。
「それは」
「だから人ではですか」
「何時来るかわからないのよ」
「本当に急に来るからですね」
「わからないのよ、けれどね」
「努力と閃きが結びつく人もですね」
「天才でしょうね、何かこの閃きは」
どうにもというのだ。
「人間ではどうしようもないわ」
「人によっては多かったりしますよね」
閃き、それが来る者はというとのだ。
「そのエジソンにしても」
「そうよね。あれはね」
本当にと言うのだった。
「個人差があってね」
「どうとも言えないんですね」
「そうしたものよ、まあ来たらね」
その閃きがだ。
「大きいけれどね」
「本当に天才になれますね」
「そうね、けれど私はそれもね」
「閃きもですか」
「ゲームでは来ないのよ」
「だからそのことでもですか」
「天才じゃないってね」
その様にというのだ。
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