八条学園騒動記
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第四百八十九話 ゲームセンターのゲームその十二
「そうさせてもらいます」
「是非ね、ラスボスまで気が抜けないけれど」
難易度故にだ。
「それでも本当に面白いのよ」
「上級者向けのゲームってことですね」
「要するにね」
その通りという返事だった。
「このゲームは」
「そうしたゲームもあるってことですね」
「そして腕があると」
その時はというのだ。
「楽しめるのも」
「面白いんですね」
「下手だとやられるばかりで」
そうなってしまってというのだ。
「全然先に進めなくてね」
「面白くないですか」
「家庭用でやっても最初は」
「先輩も撃墜されてばかりですか」
「だから一回改造コード使って」
この時代でもある、それを使うソフトも存在しているのもこの時代でも二十一世紀と同じことである。
「それでね」
「こっちを思いきり強くして」
「それでクリアしたの、無敵にしてね」
「無敵ですか」
「そうしてね」
「一回クリアしましたか」
「もう無敵にしたら」
改造コードでそうしたらというのだ。
「やられることないから」
「もうどんどん進めますね」
「それでクリアしたら」
それを使ってというのだ。
「もうそのゲームがわかるのよ」
「無敵はインチキとか言われますけれど」
「そのゲームを知るにはね」
「悪いことじゃないんですね」
「今だってこうして最終面まで行ける様になったから」
だからだというのだ。
「無敵もいいのよ」
「それで改造コードも」
「いいのよ。じゃあね」
「最終面もクリアして」
「最後のボス達も倒していくわ」
こう言ってだ、そしてだった。
部長は最終面をクリアしてボス達も倒していった、そうしてラスボスに向かっていくのだった。
ゲームセンターのゲーム 完
2018・8・24
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